昔古本で買ったと思われる『会社実力ランキング'90』(日経産業新聞編)という本が出てきた。各分野のシェアなど会社別ランキングがたくさん出てくる、いわゆる「会社研究本」の1つだと思う。
掲載されているのは88年頃のデータ。......というと、「バブル」直前くらいのデータでもう20年以上前の話だ。時代を感じさせてなかなか興味深かった(当然、もう「ない」会社や、「ない」商品のシェアランキングなどもたくさん)。
で、その代表的なものとして、ビールのランキングが時代を感じさせたので一緒に楽しんでもらいたい。
比較?のために、同誌にあった1985年(スーパードライ発売以前)のシェアを合わせたグラフと、Wikinewsから「2009年のビール類国内出荷シェア キリンビールが9年ぶりに首位奪還」という記事も並べておく。
タイムマシンに乗ったような気分で読んでみよう。

1985.1988,2009のビール(類)国内出荷量シェア
↓1988年のシェアについての記事。
| ●アサヒ、28年ぶり2位奪回 キリン、辛くも50%守る 1988年のビール市場は地殻変動が起きた。アサヒビールが躍進を遂げ、28年ぶりにサッポロビールを抜いて業界2位の座に返り咲いた。アサヒは85年の9.6%を底に、3年連続の上昇で23年ぶりの20%台乗せを一気に実現した。これに対して業界最大手のキリンビールは86年にシェア60%を切ったばかりだが、50%を守るのがやっとというところまで低下した。 88年の出荷量は576万キロリットル弱で、前年比7.9%増となった。ビール人気のけん引車は飲みやすさが特色のドライ。87年に発売し大ヒットしたアサヒの「スーパードライ」に対抗して、各社がドライを年初から発売、「ドライ戦争」として広く関心を呼び、人気は高まった。 ドライの販売量は年間で1億5千万箱(1箱は大瓶20本入り)と前年の11倍強になり、市場に占める割合も30%と10倍になった。このなかでアサヒはシェア50%を握り、ドライ戦争に圧勝した。この結果、アサヒは全体でも72%増というビール業界で前例のない伸びを記録した。 ドライ戦争に敗れた各社は軒並み打撃を受けた。最もあおりを受けたのはキリンで、販売量は前年比4%減と4年ぶりにマイナスになった。サントリーも4年ぶりにマイナスで宿願のシェア10%はますます遠ざかった。サッポロビールは秋に発売した季節ビール「冬物語」がヒットし4%増と健闘したが、アサヒの勢いをかわせす、3位に転落した。 89年になってからもアサヒの〝独り勝ち″は続いている。ドライ人気が地方に広がっているためだ。ただ、キリンビールが主力のラガービールを軸に4品種の新製品を発売、サントリーもモルト(麦芽100%)ビールを主力商品にするなど、各社各様の新戦略で巻き返しを図ろうとしており、ドライ人気の勢いはさすがに鈍っている。 『会社実力ランキング'90』(日経産業新聞編)より。
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↓2009年のシェアについての記事。
| ●キリンビールが9年ぶりに首位奪還 キリンビールビール大手企業5社が1月15日(UTC+9、以下同様)に発表した2009年のビール類(発泡酒・第三のビールを含む)出荷量の国内市場シェアで、キリンビールが37.7%を獲得し、9年ぶりに首位に立った。2008年1位のアサヒビールとの差は0.2ポイントだった[1][2]。 景気の低迷を受けた消費者の節約志向の高まりによって第三のビールに人気が集中したことから、キリンが有する第三のビールのトップ商品が好調に推移し、首位交代に至った[1][2]。シェア3位は2年連続でサントリー酒類(12.3%)が獲得、サッポロビール(11.7%)が続いた[2]。 ビールの年間出荷量は、少子化に伴う市場縮小や若者世代のビール離れ、さらに夏場の天候不順などが影響し、前年比2.1%減の4億7250万ケースとなり、統計を開始した1992年以降の最低水準を5年連続で更新した[1][2]。 酒類別統計では、ビールが前年比6.7%減、発泡酒が前年比15.6%減となったのに対し、第三のビールは前年比21.4%増となり[1]、各社の第三のビール主力商品が過去最高の年間販売数を記録するなど[2]、ビール商戦の主戦場が安価な第三のビールに移っていることが鮮明になった[1]。キリンビールは、『のどごし〈生〉』をはじめとする第三のビールが前年比19.5%増となった[2]。 出荷量1位となったことを受け、キリンビールの松沢幸一社長は15日、記者団に対して「第三のビール『のどごし〈生〉』や、リニューアルしたビール『一番搾り』など、それぞれのジャンルに強い商品があった」とコメントした[3]。 |
突然食いたくなったものリスト:
- 二郎系
本日のBGM:
赤い炎の女 /SOUTHERN ALL STARS

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