2010年3月アーカイブ

 中谷宇吉郎の文章は、数十年の時の隔たりを感じさせない、今日でもリアリティの全く薄れないことがよく書かれている。

中谷宇吉郎随筆集』(樋口敬二編/岩波書店)収録の「科学と文化」の前半には、今日の予言ではないかと疑ってしまうのような話が出てくる(強調表現などは引用者=私)。

 この随筆はこんな一文から始まる。

この頃自然科学上の色々の問題が、文科系統の学問をしている人々の口に度々上っているようである。

 そしてこれは「科学者の方面」と、「文学者の一部」の両方の側から進められているように見える、という。
 特に「文学者の一部」からのアプローチについての話が興味深い。

文学者の中には、最近の物理学の急激な発展の齎(もたら)した結果を文学やその人の「哲学」の基礎に導き入れようという試みをする人が出て来ている。

 どういうものかというと、中にはちゃんとしたものもあると断った上で、

中にはその意図が解しがたいものも沢山ある。

 という。中でも一番困るのは、「○○と科学精神」という類の論文だそうだ。そういった論文が何より困るのは、難しくて読んでも全く理解できないことだ。

一時の左翼の論文のようにむやみと難しい言葉が沢山使ってあって、本当にいいたいことが、それらの難語の猛威に打ち挫(くじ)かれて、砂利の蔭の菫(すみれ)のようになってしまっていることが多い。

 のだと。まだ陰にあるのはいい方で、中身が全くないものもあるという。ただし......、

もっともそれは読む方が悪いので、もっと教養を積んだらあのような論文が皆分るようになるのかも知れないが、そんなサンスクリットで書いた論文のように極(ごく)少数の人にしか分らないものは、どんな卓説でもちょっと困るのである。

 という。この文章も「難しくて読んでも全く理解できない」も、もちろん皮肉なわけだ。
 そして次に困るのは、

言葉はそれほど難しくなくても、むやみと最近の物理学の尖端の問題、量子力学や原子論の結果を引用したものもちょっと始末が悪いのである。

 という。具体的にはどんなものかといえば、

原子の世界での因果律の否定の問題とか、ハイゼンベルクの不確定原理とかいうものを「基礎」として色々の議論をしてあるものは、物理を職業としているわれわれでも専門が異るために、これらの高遠な理論の本当の意味を解しかねているので、従ってそれを基礎とした議論の当否などは何とも批評が出来ないのである。

 このあたりになると、あれれ......?と、いろいろ思い浮かぶことも出てくる。
 中谷はこういった議論の根底にある動機について、こう続ける。

卒直にいうと、これらの理論は眼新しくて、また非常に高遠に見えるので、余りよくは分らないが結論だけは間違いないだろうから、その結論の上に立って自分の議論を進めようという気持のようにも思われる。

 そしてもしも本当にそうだったとしたら、その人は

科学というものの意味が本当に分っていないのではないかと危ぶまれる。

 とまで言っている。

 「バカ」という言葉が喉から出かけているのを懸命に抑えているようにも読めるのだが、それは深読みかもしれない。

 少し(と言っていいのかな?)前の「ソーカル事件」を持ち出すまでもなく、量子力学分野など難解な用語を持ち出して人を煙に巻こうとする輩が、今でもどれだけ多いことか。

 1937(昭和12)年に書かれたこの随筆と21世紀の現状との間には、全く時代の隔絶(進歩?)が感じられない。

 「昔からそういう奴はいた」というべきか、「人間は知的に全く進歩しとらん」と言うべきか、あるいはこれは人間の本性と結論づけるべきなのか。

 そして中谷は言う。

科学は決してアルカロイドのようなものではなく、即ち極少量注射したら瀕死の病人が生き返るというようなものではなくて、実際は米かパンのようなもので、毎日喰べていて栄養のとれるものなのである。科学というものは、整理された常識なのである。

 科学とはものの考え方、姿勢なのであり、魔法ではないのだと。

突然食いたくなったものリスト:

  • 焼きそば

本日のBGM:
恋のB級アクション /伊藤さやか






 思いつく限りの、好きなアメちゃんをただただ挙げるだけのエントリ。

 追随者が出ることを祈っている。

 あまり購読者のいないブログなので(^^;、過度な期待はしないけど。(^O^)

 もし追随してくれる人がいたら、ここのコメント欄に書いていただいてもいいし、ブログでエントリを挙げてトラックバックをくれてもいい。トラックバックもらったら返します。

 ブログエントリなら題名は、同じく【全日本アメちゃん同盟】で。

 アメちゃんへの思いや思い出を書いてくれても面白いかも。そのへんは好きにして。とにかく、好きなアメちゃんの名前を挙げる。
 もちろん追記アリ。

 どこからどこまでがアメちゃんかとか、そんなのは自分で判断すればよろし。

#関西、特に関西のおばちゃんの間では、キャンディや飴が「アメちゃん」と親しみを込めて呼ばれている。

 私が好きなのは......、

・純露
・黄金糖
・パインアメ
・コーラアメ
・スーパーレモン
・べっこう飴
・いちごみるく
・チェルシーヨーグルト味
・那智黒
・ミルキー
・特濃ミルク
・ミルクの国
・サクマ式ドロップスのコーヒー
・小梅ちゃん
・きなこ飴
・カンロ飴
 
 古いの多いなー。(^O^)
 まあお菓子の好みが形作られるのは子供の頃だろうし、出てくる名前はどうしても定番が多くなるかも。

突然食いたくなったものリスト:

  • エビカツドッグ

本日のBGM:
ヤットデタマン・ブギウギ・レディ /鈴木ヒロミツ

この時期、鈴木ヒロミツは全然歌ってなかったんだよなあ。だからこの人選はシビレた。(^O^)




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 『中谷宇吉郎随筆集』(樋口敬二編/岩波書店)収録の「おにぎりの味」(1956[S31]/09)には、こんな話が出てくる。

 お握りには、いろいろな思い出がある。
 北陸の片田舎で育った私たちは、中学へ行くまで、洋服を着た小学生というものは、誰も見たことがなかった。紺絣(こんがすり)の筒っぽに、ちびた下駄。雨の降る日は、藺草(いぐさ)でつくったみのぽうしをかぶって、学校へ通う。外套(がいとう)やレインコートはもちろんのこと、傘をもつことすら、小学生には非常な贅沢と考えられていた。
 そういう土地であるから、お握りは、日常生活に、かなり直結したものであった。遠足や運動会の時はもちろんのこと、お弁当にも、ときどきお握りをもたされた。梅干のはいった大きいお握りで、とろろ昆布でくるむか、紫蘇(しそ)の粉をふりかけるかしてあった。浅草海苔(あさくさのり)をまくというような贅沢なことは、滅多にしなかった。

 これはまず最初に、おにぎりに海苔を巻くことそのものが贅沢であったという話に、「言われてみれば、なるほど」という驚きを持った。
 私はおにぎりがとても好きだけども、海苔は必需品で、それは当たり前だと思っていた。「おむすびころりん」も、「さるかに合戦」も、挿絵のおにぎりには海苔が巻いてあったし(^O^)、実際、現在、「おむすび」「おにぎり」のをわかりやすく表す記号として、「三角形」「海苔」が認知されている。私はそれにまんまと乗せられて、何の疑問もなくおにぎりに海苔はデフォルトだと思い込んでいたのだ。

 しかし確かに海苔も商品であり、商品である以上、他の「具」との価格の違いもあるわけで、高ければそれが「贅沢」となるのも当たり前の話だった。
 そういえば海苔は贈答品でもあったわけだし。

 さらに。

 単に「海苔」というだけではなく、「浅草海苔」というお話。
 この随筆が書かれた当時(1956[昭和31]年頃)は単に「海苔」という一般名詞的な意味で「浅草海苔」という言葉が使われているけども、今となっては「浅草海苔」を使うおにぎりは確かに贅沢極まりないのだという話。

 「アサクサノリ/浅草海苔 市場魚貝類図鑑」より。

今、食卓にある海苔とは?
 ちなみに今、全国に出回っている海苔のほぼ100パーセントがスサビノリでる。スサビノリというのはやや北方系(銚子以北の太平洋岸、北部日本海に棲息)で外洋に面した場所に棲息するもの。本来は内湾である東京湾にはいなかったものなのである。このスサビノリはアサクサノリの養殖の課程で紛れ込んだとも、言われ、そのうち病気や環境の変化にも強いことから養殖ノリの主役となったのだ。今でもスーパーやデパート、築地などの魚河岸に行けば「浅草海苔」が売られている。これが総てスサビノリで作った海苔なのだ。すなわち、江戸時代から高度成長期の1960年代くらいまでは、「浅草海苔」=「アサクサノリ」であったものが、今では「浅草海苔」=「スサビノリ」になってしまっているわけだ。
 さて、このスサビノリ全盛の今日にあって、ゆいいつアサクサノリを生産している養殖業者が有明海にはいる。なんとまさに江戸前の海苔であったアサクサノリは有明の海にひっそりと命脈を保っているのである。

 「アサクサノリ復活計画」や「アサクサノリ - Wikipedia」を見ると、アサクサノリは環境省レッドリストの絶滅危惧I類(CR+EN)というのに指定されているらしい。

 全くシランカッタ。

 一度浅草海苔のおにぎりが食べてみたいなあ。

 とはいえ普段、おにぎりに使うのは味付け海苔だけども。

 ......ケンミンショーでおにぎりに味付け海苔を使うのは関西だけだと聞いて、かなり衝撃を受けた。

 あ、あと、チャーハンにウスターソースをかけるのも関西(大阪?)だけだとも。
 あららー。

突然食いたくなったものリスト:

  • おにぎり

本日のBGM:
忍豚レゲエ /田中真弓






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 ブログに移行してからはコメント欄が使えるので、以前から使っている掲示板は現在ではあまり利用されていない。

 しかしわざわざ閉じることもないし、ブログに何らかの問題があった時の連絡用にもなるしということで、今でも維持している。

 対策をしているのでスパム投稿はほとんど防げているが、数百分に1通くらいはその間をすり抜けて投稿までたどり着く根性のある(^O^)スパムもある。

 「http」がついてるだけで却下する設定にしてたらそれだけでほとんど来なくなっていたが、最近のは「ttp」で来るようになった。クリックリンクにならなくても仕方ないと割り切ってるらしい。そうなるとコピペしてブラウザに貼り付けて貰うという「一手間」が必要になるので、それをさせるくらいの魅力を、その投稿に持たせないといけないよね。(^O^)
#しかしほんと、日本語のスパムが「インランな女性がおカネ出してオレを買ってくれるんだよ。世の中楽勝」的な内容ばかりなのは、これが一番釣れる確率が高いってことなんだろうか。そうだとしたら日本人って......。(^^;

 だからかどうかわからないが、結構あからさまな画像も一緒に投稿されて、昔の文字だけの投稿より、よりオゲレツになってきた。メンテナンスが行き届いていない放置掲示板をたまに見かけると、えらいことになってて驚くことがある。

 私のところは対策をすり抜けて投稿までたどり着いても数分から数日で消しちゃうから、かなり綺麗な状態で維持できている。

 しかし先日投稿されたスパム(にくっついてた画像)があまりにバカバカしくて面白かったので(^O^)、残しておくことにした。

 見てあげて下さい。(^O^)

注:オゲレツ画像なので、その旨了解の上夜露死苦。m(_ _)m

『digital ひえたろう』掲示板

 こういう笑えるのならスパム来てくれてオッケーよん。
 アドレスは消すけど。

突然食いたくなったものリスト:

  • コーラアメ

本日のBGM:
Rock'n Roll /LED ZEPPELIN






 『中谷宇吉郎随筆集』(樋口敬二編/岩波書店)には、有名な?「立春の卵」という随筆も収録されている。

 今でも毎年立春の頃になるとこの話題が出てくるくらい有名な話。......中国に「立春には卵が立つ」という言い伝え?があって、それが世界中にニュースとして配信され、実際、各地で実験が行われると確かに卵が立ちまくった(^O^)という記事が新聞に出た(昭和22年2月6日)のだそうだ。

 これに中谷宇吉郎は興味を持って自分でやってみた。
 すると、確かに立つ。

 で、いろいろ考察、「実験」してみると、わかった。

 「卵というのは立つものなのである」

 どういう仕組みで立つのかなど、この随筆にはその考察の過程が記されておりとても楽しい。そしてその結論めいた話として示された以下の文章が、なかなかの教訓だった。

 卵を立てるには、静かなところで、振動などのない台を選び、ゆっくり落ち着いて、五分や十分くらいはもちろんかけるつもりで、静かに何遍も調整をくり返す必要がある。そういうことは、卵は立たないものという想定の下ではほとんど不可能であり、事実やってみた人もなかったのであろう。そういう意味では、立春に卵が立つという中国の古書の記事には、案外深い意味があることになる。私も新聞に出ていた写真を見なかったら、立てることは出来なかったであろう。何百年の間、世界中で卵が立たなかったのは、皆が立たないと思っていたからである。
 
 
☆ やっぱり、この世で一番固い物質は人間の頭脳、特に集団の意思決定であるということ。

── Webサイト『森博嗣の浮遊工作室』より。
 

突然食いたくなったものリスト:

  • 純情屋のカレーつけ麺

本日のBGM:
Twilight Of The Gods /HELLOWEEN






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 改めてまじまじと見てみよう。怖いよ。

 

突然食いたくなったものリスト:

  • フロマージュ1-2

本日のBGM:
美貌の都 /郷ひろみ
美貌の都 /中島みゆき






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 twitterでチラリと聞いたのだが、ほんまやったとは......。

 FLOWER TRAVELLIN' BANDのジョー山中が、肺ガンの宣告を受けたそうだ。

⇒本人のメッセージ

この度、肺ガンの宣告をうけました。
45年間の歌手活動の中でROCK魂を通していろいろな戦いをして来ましたが今、又自分自身の新たな戦いが始まりました。
家族の為、そしてなにより私の歌を愛してくれるファンの為、応援してくれている方々の為にも戦いぬいて皆様の前で必ず歌える日が来ると信じて頑張ります。

2010年3月25日・戦い続ける男・ジョー山中

 考えてみりゃ全員が還暦を過ぎてから再結成したんだから、こういう危険はいつも隣り合わせではあったんだ。
 でもショックだ。

 是非生還して欲しい。

 私はまだFTBのライブを一生で2回しか見ていない。

 私がFTBに好きになった頃にはFTBはとっくに解散しちゃってて、だからFTBのステージが見られるなんて夢にも思ってなかった。

 だから1回でも見られたら、それだけで僥倖だと思ってたんだ。

 けどね、見られるとなったらやっぱりまだまだ見たいんだよ。

 再結成最初のツアーでジョーの声がちゃんと出ることに感激し、2回目のツアーでそれが断然よくなってたことに感動した。

 次はもっとよくなってるはず。

 再結成3回目のツアーを楽しみに待っているよ。

突然食いたくなったものリスト:

  • グッピーラムネ

本日のBGM:
Make Up /FLOWER TAVELLIN'BAND






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 『中谷宇吉郎随筆集』(樋口敬二編/岩波書店)を読んだ。
 中谷宇吉郎は雪の研究で名高い物理学者で、寺田寅彦門下らしく、随筆もよくしている。中でも『科学の方法』(岩波書店)は名著の誉れも高く、私も先日やっと読んで、是非人に勧めたいと思う。

 内容そのものに「なるほど」と思うところも多く、またそれを出発点にいろんな思考を巡らせてくれるような、そんな材料が随所にちりばめられた、とても刺激的な文章を書く人だ。

 中には全文を紹介したいくらいの名随筆もあるが、中谷宇吉郎の著作権保護が切れるのが2年後ということで、いくつかやってみた全文文字起こしは青空文庫用に保管しておくことにする。(^O^)

 で、そういう"本流"の話とは別に、明治から昭和に生きた1人の日本人の証言として、時代性を感じさせる話ももちろんあるわけで、これは「科学」や中谷宇吉郎の研究とは直接関係ないけれど、これもまた興味深いところがたくさんあった。

 これから何度か、そういう「へえ」とか「なるほど」とか「だったら......」とか思ったことを書くかもしれない。
 引用ならよろしかろうということで。

 中谷宇吉郎は1928(昭和3)年にロンドンに留学している。

 「サラダの謎」には、中谷が留学中の下宿先で食べたフランス風のサラダがとてもおいしかったという話が出てくる。

 そのサラダが気に入った理由について。

......それと今一つは、当時の日本の経済状態も、一つの要因をなしていた。清浄野菜などは夢にも考えられなかった時代のことである。寄生虫の心配なしに、生の野菜がばりばり食べられるということで、何だか別の世界に来たような気がしていた。

 そして日本に帰ってきて北海道大学に赴任し家を持ったが、郷里(加賀)とは随分違う食材に戸惑ったという話が出てきて、その時にロンドンで食べたフランス風サラダを思い出す。

北海道の気候は、ああいう西洋風の野菜の栽培には適しているはずである。しかし市場にあるものでは、下肥を使ったかもしれないという心配が大いにある。それで庭の一部に小さい畑をつくって、そこで妻がレタスを作ることになった。

 下肥(しもごえ)というのは、人の糞尿のこと。これが昭和初期の日本の野菜の状態だったのだなあ。

 ここからわかる当時の日本の野菜は、

・生で食べたら体に悪い。
・市場で売っている(誰が作ったか判らない)野菜には肥料に何が使われているかわからない。

 ということになる。

 「化学肥料否定」「有機農法云々」「昔はよかった」みたいな言葉を発する人が警告する現代日本の野菜の姿とさほど変わらないんじゃないのか?(^^;という点が、非常に興味深かった。

突然食いたくなったものリスト:

  • まろんまろん

本日のBGM:
A Slipping-down Life /frasco






 気づかれないようにぼそりと言ってみる。(^O^)

 今週のわたふりゃあは、ピリ辛まぜ麺(スープ付)との噂アリ。
 温泉玉子の相も出ておる。

突然食いたくなったものリスト:

  • うまい棒コーンポタージュ味

本日のBGM:
I Surrender /RAINBOW

今気づいた。ジョー・リン・ターナーと森泉は似てる。




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 これはラヲタとしてではなく、純情屋(大阪狭山市本店)の常連客としてとりあえず言うとく。

 純情屋のオススメは、醤油つけめん
 初めてこの店に来たら、まずこれを食べるべき。

 純情屋が紹介されている雑誌には必ず坦々つけめん黒ゴマ坦々つけめんが出ていて、これがメインだと思う人が多いけども、メニュー見てもわかるように、基本は醤油なのだ。


純情屋の現メニュー

 じゃあどうして雑誌には坦々つけめん黒ゴマ坦々つけめんを載せているかというと、「他の店にはないメニュー」を載せる方が個性がつくから。
 最近は他にも坦々つけめん黒ゴマ坦々つけめんを出すところも出てきたが、昔の雑誌とかを紐解いてみるといい。まずつけ麺の写真をメインにしているところ自体があまりないし、さらに坦々つけめんを紹介写真に使ってる店なんて皆無だ。(雑誌側も平凡な店側のオススメより、写真映えのする個性的なメニューの方がありがたいしね)

 最初に「○○といえばここ」という印象をつけてしまうと、もしその後に他のが出てきても、それはしょせん「二番煎じ」となってしまうわけで、そういう目的で純情屋は、雑誌に載るときは坦々つけめん黒ゴマ坦々つけめんをわざと登場させている。


大阪で、2000年の時点でつけ麺メイン。しかも坦々つけめん。(^O^)
「21世紀に残したいラーメン」『アサヒ芸能』2000.12.21号

 しかし結局のところそれは店のポジションを確立するための戦略であって、坦々つけめん黒ゴマ坦々つけめんが店としての一番のオススメというわけじゃない。いやおいしいんだけどねもちろん。それしか食べないという常連客がたくさんいるくらい。

 とはいえやっぱり、初めて行った店ではその店の一番のオススメメニューを食べたいじゃない。(そんなことないかな?)

 となれば、この店の(店側の)オススメはメニューのトップに出てくる醤油つけめんと醤油ラーメンということになる。

 私自身が人に勧めるとしたら、とにかくまず、醤油つけめんだ。
#予算が許せばバラ肉つけめんにすべし。ここのチャーシューは大阪で一番うまい。(^O^)
 この店で味わうべきなのはとにかくこの太麺だ。
 他の店では味わえない太麺のこのちゅるるん感は、一番シンプルな醤油つけめんでこそ存分に堪能することができるはず。
 まずはこれで太麺を味わった後、坦々なり黒ごま坦々なり味噌なりカレーなり塩なり、「あー、この麺なら、あれで食べてもうまいだろうなあ」と思うメニューに手を出してみるのがよろし。

 何? 昔はともかく、最近はこのくらいの太麺は珍しくないだろうって?

 ほう、そう思いますかね。

 でもね、これだけの高い加水率(45~46%)でこの太さ(#14)の麺って、やっぱり他にないよ。

 例えば極太麺の高井田系はこれに比べれば随分加水率は低い。茹でる前と後とで麺の太さを比べてみればいい。いや、そこまでしなくても、高井田系のちょっと芯が残ったような食感はあれ、たまたまじゃなくてそういう麺なんだよ。極太というというルックスは共通しているが、これだけ加水率が違うと全然違う麺だ。

 確かに最近は「極太麺」を謳った店、特につけ麺ではかなり太い麺をウリにする店も増えてきたが、それでもここまで太くはない(番手の小さい=幅を広く切る切刃を使ってるだけの平麺が多い)し、仮にちゃんと太さのある麺だったとしても(例えば四神伝とか)、加水率はここまで高くはなく、どうしてもゴワゴワとしてしまう。
 こんな多加水の極太麺は扱いが大変なのだ。だから製麺所も製麺所品質(保存とかいろいろ)で作るのは難しい(から当然、製麺所から麺を取っている店には難しいということになる)し、自家製麺でやるとしたら、11年前から毎日この麺を作ってる店に叶うわけないじゃないか。(^O^)

 最近の豚骨魚介に慣れてたり、「やっぱり濃厚じゃないと」と思う人にはシンプルすぎて抵抗があるかもしれない。しかしそれでも、まあ1食目だけは醤油つけめんでいってもらいたいなあ。甘さが足りなければテーブルに置かれている壺漬け(黄色い漬け物)を入れて食べるのがオススメ。酸味が欲しければ、一応酢もテーブルに置いてある。もうちょっと濃い/薄い方がいいと思えば、言えばスープ/醤油ダレを入れて調整してくれる。そういう店だ。

 もし他の店で「極太麺」のつけ麺を食べてるのなら、きっと「極太麺はゴワゴワしてる」なんてイメージを持っているはず。

 んなこたぁないんだよ。

 「ちゅるるんっ」とした極太麺を、是非食べてみれ。

 運がよければプリン麺、もっと運がよければパイオツ麺に出会えるはずだ。(^O^)

 あと、メニューにはないから頼む人もそういないけど、生玉子とライスを頼めば玉子かけご飯になるわいな。
 するとこの主人のこと、「おっ、玉子かけご飯にしてもうまいで~」と、だし醤油をかけてくれる。恐らくネギもパラパラっと入れてくれるし、場合によってはメンマか海苔くらい放り込んでくれるだろう。

 このだし醤油と生玉子の相性が、これまたたまらんのよ。

 これははっきりと「玉子かけご飯」というメニューがない分あまり知られていないが、空前の玉子かけご飯ブーム(^^)の今、是非一度やってみて他の店と比べてみるといい。純情屋の実力が判ろうというものだ。

突然食いたくなったものリスト:

  • 安倍川餅

本日のBGM:
Symbol Of Salvation /ARMORED SAINT






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 「出身」という言葉は、業界によってその意味するところが変わる。

 例えば相撲で「出身」といえばそれはとりもなおさず「出身地」を指す。
 それがプロ野球であれば、「出身」といえば出身学校(特に高校)のことだし、プロレスの場合、「出身」は「前にやっていた格闘技」ということになる。アマレスとか柔道とか。

 ......てな話を昔、ナンシー関が書いていた。ただし文脈は忘れた。(^^;

 文脈は忘れたが、こういう違いというのはその業界の1つの側面を確実に映し出しているように思う。

 日本でプロ野球に入ってくる道は、名門校に入って甲子園を経て...というのがほとんどなわけで、だからこの属性が意味を持つ。
 相撲の場合は甲子園のようなものはなく、入門までの「決まったルート」というのも確立しているわけではない。また出身地を示すことのメリットもありそうだ。
 しかしプロ野球にしろ力士にしろ、多くの場合は学生からストレートにその世界に入ることが多い。つまりかなり若い頃からその人が「初めに」足を突っ込む業界なのだと。
 ところがプロレスは違う。一度別の、多くの場合は別のアマチュアスポーツを経てたどり着く業界だ(ストレートな人もいるだろうが)。だからこそその人の基礎になったスポーツは何なのかを示すことは、その人のポテンシャルを知る大きな要素になるはずだ。

 で。

 我が(?)ラーメン業界で「出身」といえば何を指すか。

 「前職」を指す。

 中には「フレンチ出身」「中華出身」といった人もいるが、飲食業界の出身はむしろ少ない方で、多くの場合は他業界からの参入組だ。「脱サラ」という言葉が今どのくらい現実性のあるものかどうかはわからないけれど、昔の一時期には「脱サラ」といえばラーメン屋、といったイメージがあったことも事実で、今でもサラリーマン出身というのはこの業界ではかなり大きな一角を占める。その他ありとあらゆる業界から多くの人がラーメン界に身を投じている。

 これまで何度か言及した、2005年の年末に放送された『らーめん裁判』に登場した12人の店主だけでも、郵便局員、官僚、アパレル、タレントマネージャー、アダルトビデオ販売......とその「出身」は非常にバラエティに富んでいる。

 この番組にゲスト出演していた料理人の平野寿将はこれらラーメン職人たちを敬意を込めて「大いなるド素人」と呼んだが、これはまさしく言い得て妙だった。

 本来、料理人がするべき基礎的な教育すら受けずともラーメン屋の開店は可能だし、それどころか「大成功」すら夢ではない。そういう業界なのだ。

 ある店主は、ラーメン業界を「セカンドチャンスの業界」と言った。その店主は店に食べに来た大学生が、現在ラーメン屋でバイトをしていて、このまま修業してラーメン屋を開業したいという話をした時、

「やめとけ。もっと別の、いろんなことをしろ。それがもし全部失敗したらラーメン屋をやったらええ。それでも間に合う業界なんやから。最初からラーメン屋やろうなんて言うな」

 と諭していた。もちろん仕事への思いは十人十色なわけで、これは1つの考え方にすぎないが、状況的に(つまり物理的に必要とされる「修業」の期間など)、ラーメン業界がそれでも間に合う業界であることも事実だろうし、この業界での「出身」が前職(や元職)を指すのは、やはりそういうことだ。

 これはやっぱりラーメン屋特有の話のように思える。

 例えばそば屋ならどうか。

 趣味が高じて脱サラで店を開業とか、リタイヤ後の夢がそば屋という話はよく聞くが、出てくるのはその程度までの情報だろう。

 これは作られるもののバリエーションの違いにも影響するのかもしれない。
 日本そばのそばとつゆはやはりその範囲が狭いというか、その狭い中でより高品質のものを作るという求道の面が強いが、ラーメンはかなり縛りが緩く ── 「中華麺を使う」くらいか。それですら「無かん水麺」というものも存在するくらい ── 良くも悪くも無法地帯であり、だからこそ「アイデア勝負」といった側面も大きく、必ずしも技術至上とはならないのだろう。

 そしてその「バリエーション」の中で、店主の人生物語、あたりもまた味の中に取り込まれているのだと。

 とはいえ、ちゃんと修業をして店を構える人も昔から少なくないわけで、そういう人の場合、「出身」といえば修業した店を指す。

 つまり、ラーメン業界で「出身」といえばたいていの場合前職、元職を指すものの、たまに元のジャンルや修業店も混在している、と。

 これはラーメン業界の特殊な点であり、あるいは弱点でもあるのだろう。もちろん楽しい点でもある。

 さっきも書いたとおり、ラーメンは無法地帯である分、主人の味もまたラーメンの味の1つに数えられやすい。

 とすればそれを積極的に楽しむのもまた、1つのラーメンの食べ方かもしれない。

突然食いたくなったものリスト:

  • 喜多方ラーメン

本日のBGM:
Understand /CARMEN MAKI & BLUES CREATION






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 「リスク心理学」という分野を研究されている中谷内一也氏のインタビューを読んだ。

「安全」と「安心」の溝はどこから生まれる?
"安全。でも安心できない"時代のリスク心理学--中谷内一也氏 (前編)

http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20090121/183375/
「あの人にまかせていいのか」の答は案外正しい
"安全。でも安心できない"時代のリスク心理学--中谷内一也氏(後編)

http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20090121/183407/

 「安全」が必ずしも「安心」に直結するわけではないという話は、確かにそうだと思いながらもまとまった論考を目にすることがなかったので興味深い。

 この人の研究は先日見たBSで知ったのだが、安全、安心を客観的な「安全」という物差しだけではなく、発信する側と受け取る側のコミュニケーションの問題として理解しようとする姿勢はなかなか興味深かった。

 例えば、一時期問題になったBSEのリスクの問題。
 リスクを考えた合理的判断では全頭検査はかなり「やりすぎ」だったものの、そうでなくては「安心」は得られなかった。
 一方、日本では今でも肉を生食することによる食中毒が毎年相当な数にのぼっている。日本の精肉は基本的に生食をする前提では出荷されていない。にもかかわらず生食は減らないし、実際にそれで食中毒になった人ですら、その後生食をやめることはないという。つまり、単なる「安全」というモノサシと人々の「安心」は必ずしも重なってはいない。

 こういう部分に光をあてる研究をしているようだ。(これはテレビでいってたこと)

 このインタビューはなかなか興味深かったので、一度著書もチェックしてみよう。

 インタビュー記事で興味深かったところをいくつか。

 1978年、アメリカのスリーマイル島原子力発電所が炉心溶融の事故を起こしました。それ以降、日本の電気事業関係者も原発の安全性を高める努力をしてきました。彼らは「安全を確保しさえすれば、人々は安心してくれるはずだ」と考えていました。ところが、そうはいかなかった。
(略)
 長い間、「リスクに対する考えをちゃんと理解すれば、人々は安心してくれるはずだ」という考え方があったのです。けれど、最近、「どうもそれだけでは済まないな」と理解しはじめたのでしょう。......

 ......数字で表せるような「安全」はもちろん確保しないといけないにせよ、それだけでは人の暮らしの「安心」にはつながらないと、気付き始めているということです。

 じゃあどうすれば人は「安心」するのか。中谷内氏は、「人が安心するには、2つの認知に基礎づけられた信頼が必要」という。

 ......1つは他者の能力への認知。これは「あの人は能力があるから任せておけば安心だ」ということです。

 もう1つは意図や意志への認知。これはこれは「あの人は誠実そうだ」、あるいは「ヘンなことをするとあの人自身がひどい目に遭うようになっているから任せても安心だ」ということです。

 つまり、「あの人に任せたら大丈夫だ」と人が思うのは、「あの人は専門的な技術を持っているし、裏切ろうとか騙そうといった意図もないようだ」と判断するからです。

 一瞬、「?」と思うかもしれないが、これは「人はどういう時に安心するか」の話であって、「どういう時に安心していいのか」ではない。そこを間違ってはいけない。

重要なのは「価値を共有している」という認知です。私が弁当屋を経営しているとします。私の喜びは「お客さんにおいしいと言ってもらえる」ことで、お客さんにも「あの店はそういう考えで経営している」と思ってもらえている。こうした価値共有の認知がベースにある。それが安心の獲得にあたって必要なことです。

 「価値を共有している」を認識することは非常に重要だと思う。
 相手の行動が、自分の利益にも沿っていると感じることができれば、信頼感は増していくだろう。逆にその共有がなければ、相手の行動は全て敵対行為に映るはず。......で、これで思い出しちゃうのが先日の、「ラーメンの秘密」でも触れた、保存料のお話。

「ヤマザキパンのパンがカビにくいのは、保存料などの添加物がたっぷり入っているから」

 という、アレね。あのエントリで紹介した

「本来生めんの腐敗を防止するには生産から販売までの間で細菌が入り込まないよう衛生管理を徹底すべきで添加物に依存した腐敗防止のやり方には不安が残ります」

 という消費者団体の要望は、要望としてはもっともなことだと思うのだ。
 で、それをヤマザキパンは徹底した品質管理を実現して(そのために莫大な資金を投入して)カビの胞子が付着しない製造工程、包装を実現したわけだ。で、現在保存料は使っていない。

 だからもしヤマザキパンと(一部の)消費者が本当に価値を共有できていたら、こういう反応(「ヤマザキパンのパンがカビにくいのは、保存料などの添加物がたっぷり入っているから」)は起こらないはず。(一部の)消費者には大企業が何をやっても消費者を欺く行為にしか見えないというわけだろう。

少しでも疑いを持たれたら、公開を求められる前に開示する。本質的信頼は、自発性によって得られます。

 こういうところはほんと、企業のリスクマネージメントの基本なんだろうなあ。

 結局、「リスクマネージメント」というのは「安全」だけではなく、あくまでも「安全」と「安心」の両方をマネージメントとすることなんだろう。

 結局、この文脈では「安心」と「信頼」はほぼ同値と見ていいのかな。

 となれば、これは別にリスク云々の話だけではなく、もっと広く応用が可能な考え方なのだろう。

 例えば、

 ......1つは他者の能力への認知。これは「あの人は能力があるから任せておけば安心だ」ということです。

 もう1つは意図や意志への認知。これはこれは「あの人は誠実そうだ」、あるいは「ヘンなことをするとあの人自身がひどい目に遭うようになっているから任せても安心だ」ということです。

 つまり、「あの人に任せたら大丈夫だ」と人が思うのは、「あの人は専門的な技術を持っているし、裏切ろうとか騙そうといった意図もないようだ」と判断するからです。

 というコメントや、

重要なのは「価値を共有している」という認知です。私が弁当屋を経営しているとします。私の喜びは「お客さんにおいしいと言ってもらえる」ことで、お客さんにも「あの店はそういう考えで経営している」と思ってもらえている。こうした価値共有の認知がベースにある。それが安心の獲得にあたって必要なことです。

 というコメントで語られる内容は、ラヲタの私としてはまさにラーメン屋へのスタンスに当てはめることができる。

 つまり、ある店に対して、この店はうまいものを作る技術を持っているし、楽だ(安い)からって変な物を出そうとはしないだろう」という信頼や、「うまいものを出せば客も喜び、それが店の繁栄にもつながる」という価値の共有がある......そんな店が、「いい店」なのだろうと。

 これはある意味「当たり前」ではあるけども、残念ながらそれがなかなかないのが現状でもある。だからこそ、あるラーメン店主には、

「ひえたろうさんはラーメン屋に求めるものが高すぎるんです。ラーメン屋って、そんなに大したものじゃありませんよ」

 と言われたりするのだけども。(^^;
 確かに、飲食業界の中でもラーメン屋はかなり歪な業界だしね。

 そういう業界だからこそ、こんな信頼を客と築き上げられさえすれば(普通ならそれがスタート地点のはずなのに)それだけでそれなりにいい商売ができるわけで、だからこそ「楽させてもらっている」と。

 わかるなあ。(^^;;

 で、そういう「信頼」を寄せた店についてはたまに「あれ?」と思うものが出てきても、「ブレ」として吸収できちゃう。

 たまたま入った店がそうだったら酷評することもあるのにね。

 それがまさに「安心」「信頼」だわなあ。

突然食いたくなったものリスト:

  • ぶっかけうどん

本日のBGM:
梅田からナンバまで /上田正樹&サウス・トゥ・サウス

大阪の大きな町、キタ、ミナミのそれぞれの中心地が梅田と難波。御堂筋という大道路でつながっており、その下に通っている地下鉄御堂筋線で間3駅(心斎橋、本町、淀屋橋)。関東の人にはわからないとは思うけど、この距離感は非常に絶妙なんだよなあ。普通に歩くには長い。しかし歩けない距離ではない。好きな人と歩くのなら気にならない、そういう距離。だからほんと、実感としてわかる曲なんだよねえ。......実際の距離はだいたい4.1kmだそうだ。




 作り方じゃないぞ。切り方。

 ずっと同じ場所に住んでいると、自分の地域の常識だけしか身につけられなくて、それが普遍的なもののように思うようになってダメだね。

 Wikipediaの「お好み焼」を見てて、こんな文章が目に入った。

近年、関東でも関西風お好み焼き店が増えており、その客も関西出身に限らず関東や日本各地の出身者も多い。しかしその食べ方は、関西とそれ以外の出身の人たちでは大きく異なる。関西ではお好み焼きはテコでさいの目状に切って箸を使わずに食べるが、関東をはじめとする日本各地の出身の人たちは、ピザと同じようにお好み焼きの中心から放射状に切って食べることが多い。

 ええええっっ? と正直、驚いた。

「ピザと同じようにお好み焼きの中心から放射状に切って」

 となっ?

 一瞬理解できなかった。(^^;
 しかしよく考えたら、これはこれでありそうなことだ。

 おそらく大阪のこの切り方(Wikipediaのいう「さいの目状」)は、鉄板上で小さなコテ(*)で切って食べるというスタイルが大きく影響しているのだと思う。

*これは人によって呼び方は様々。「テコ」「コテ」「ヘラ」など。

 だとすれば、大阪のようなスタイルでないところでは、別の切り方になっても不思議ではない。

 恐らくこの、「中心から放射状に」という切り方は、皿に取り分ける必要性からなのだと思う。ここには1枚を複数の人間で食べるという文化もあるのかもしれない。「お好み焼パーティー」みたいな。(^^;

 あと、お好み焼きの生地がサクサクかフワフワかにもよるようにも思える。放射線状に切ると1口サイズにはならないはずで、それを箸で食べるのはサクサクなお好み焼きじゃないとダメなような気がする。店でいえば、ゆかりはサクサクで、オモニはフワフワの部類に入るだろう。あるいは形状的には以前「オモニと大門、甲乙つけ難し」で紹介した上2つがフワフワ、最後のがサクサク。

 大阪の多くの人は、皿に取り分けて食べる場合も「さいの目状」の1口サイズにしてから取り分ける。これはきっと、フワフワのお好み焼きが多いというのも関連があるかもしれない。フワフワのお好み焼きだとすぐに崩れちゃうので大きなお好み焼き片を箸で持ってかじるような食べ方はできないのだ。だから1口サイズに切って皿にとり、それを箸でそのまま口へ運ぶ。

 手持ちの画像がなかったのでネット上で探してみたら、広島風お好み焼きの画像しか見つからなかったが、切り方だけは伝わると思う。


「放射状」


「さいの目状」

 ステーキと同じで、同じ大阪で、同じ「さいの目状」に切って食べる人でも、食べるごとにコテで1口サイズに切っては食べ、切っては食べする人と、はじめに↑写真みたいに全部1口サイズに切ってしまって、あとはコテなり箸なりで食べる人がいる。

 さすがに食べるごとに切って、コテを箸に持ち直して食べる人は見たことない。切っては食べ、切っては食べする人は、箸は使わず必ずコテで食う。

 切っては食べ、切っては食べする場合はこんな↓感じになる。


1口大に切って食べる

 結局、お好み焼きの切り方は

・鉄板上で食べる/皿で食べる
・コテで食べる/箸で食べる
・お好み焼きがフワフワかサクサクか

 によって変わってくるのだろう。

 こんな↓感じなのかな。


お好み焼きの切り方(試作)

 で、大阪というか、関西以外は一番左が多いってことかな。
 なんかもうちょっといい分け方があるような気もするが。

突然食いたくなったものリスト:

  • すじこん

本日のBGM:
土曜日のタマネギ /斉藤由貴






 なんか、似てるっちゅーか、同様に扱って欲しいものがわかるけど......。なんか、「最後にごちゃっと混ぜとけば気づかないんじゃね?」みたいな姑息さを感じないでもない。(^O^)

マスカラ、ケータイ、センターイン
http://www.unicharm.co.jp/centerin/cm/cm.html

ケータイ、コンビニ、スクーピー

 ケータイが被ってることより、「マスカラ」「コンビニ」の対比が、若干の対象年齢の違いを感じるかな。

突然食いたくなったものリスト:

  • 俵型の小さめのおにぎり&ウィンナー&ミートボール

本日のBGM:
Black Wind, Fire And Steel /MANOWAR






| | 個別ページ | コメント(0) | トラックバック(0) | はてなブックマーク - チャー、シュー、メン

 あるプロの建築家(と教え子?)がやっているWebラジオを聞いた。
 この回のタイトルは、「血液型建築家論序説」。

 これ聞きながら思ったことを少し。

 内容は、学生がコンパで語るレベルの他愛もない血液型話。というか、実際学生が話してるわけだからして。彼らは建築をやって1年とかだったりするので、その時点で「建築家論」とするにはあまりに大風呂敷。

 とはいえ、これが「建築家論」かというのはこの際不問。ワイドショー番組の「徹底検証!」が全然徹底でなかったり、「爆笑!」が実は含み笑い程度のものでしかなかったり、タイトルに大袈裟なハッタリはつきものだ。

「私B型なんですけど、B型って話が飛ぶとかってよく言うじゃないですか。でも、ちゃんと考えてるんですよォ。......」

 って、どうして「私はちゃんと考えてるんですよ」ではなくて「B型は......」となるのかがわからん。こう言っちゃうと世の中全てのB型を代表することになるってことに全然気づいてないんだよなあ。本人にそんな気持ちがないのはよくわかるんだけどね。でもそうなってる。

 「○○さんは確かに○型っぽいんだけど、こういう部分はむしろ△型っぽいよね」みたいなモノイイはあまりによく聞くけど、これがどれだけ変なのかわかってないのかなあ。

 だって、多くの、「関係がある!」って人の根拠は、「自分の周りはみんなそうだもん!」という、非常にリアルで個人的な体験から来るものなのに、実はその多くに対して、「こういう部分はむしろ△型っぽい」という例外をたくさん認めているってことなんだ。

 かなり数少ないサンプル数訂正:小さいサンプルサイズ)であるはずの「自分の周り」ですら例外だらけなのに、どうして「関係がある!」と思いこめるのか。
 これはむしろ、自分の周りという狭い範囲ですら血液型と性格の対応は例外だらけで使い物にならない、となるべきじゃないか。

 しかしこの建築家先生、こういう「体験」にプラスして能見の本を根拠にしてるぞ。(゚Д゚)

 自分の思い込みに若い学生らまで巻き添えにしちゃうのはどんなもんかなあ。いや自分はそう信じてるし、学生本人たちもそう思ってるんだしってことなんだろうけど......こんなWebラジオで不特定多数の人に名前つきでばらまかれて......かわいそうに。

 この人が自ら血液型性格判断にはこういう反論もあるが......と挙げているのが「人の性格が4つに分けられるはずがない」という「反論」。
 しかしこれは反論になってない。別に4つに分けられてもいい。そういう反論なら、だったら12で分けられる星座ならいいのかとかいう話にもなる。

突然食いたくなったものリスト:

  • なし

本日のBGM:
能古島の片思い /井上陽水






 食い物の話だけども、このあたりがタダで読めるってのはなかなか凄いことだ。

柴田書店名著復刻図書館
http://www.yumyumtown.com/lib/

 特に、

そばうどん創刊号
http://www.yumyumtown.com/lib/sobaudon01/index.html

 なんてほんとに貴重だ。

麺の世界
http://www.sunglow.info/index.html

 これは一部しか見られないが、それでも製麺機の発明譚やオリバーソースの道満社長のインタビューなどもあって興味深い。

目次
http://www.sunglow.info/mokuji.html

 魯山人の随筆はまだほとんど読んでないけど、青空文庫にあるのでメモを兼ねてリンクを。

青空文庫 - 北大路魯山人
http://www.aozora.gr.jp/index_pages/person1403.html#sakuhin_list_1

 特に魯山人のお茶漬けに関するエッセイは有名だ。

鮪の茶漬け
http://www.aozora.gr.jp/cards/001403/files/50003_37877.html

塩昆布の茶漬け
http://www.aozora.gr.jp/cards/001403/files/49980_37875.html

突然食いたくなったものリスト:

  • 助六寿司

本日のBGM:
Forever /少女隊






| | 個別ページ | コメント(0) | トラックバック(0) | はてなブックマーク - タダ飯喰らい
  • 豚骨の匂いの許容範囲はどうやら無鉄砲までみたい。某店で一番オアシスだったのはトイレ。

  • あほいちの後にできたかんからは、スタッフ不足のためランチ営業できず。女の子(娘?)は日本語カタコト。頑張れ。

    かんから(工事中の写真)

  • かんから、麺の量「並・中盛・大盛」という分け方、ちょっと変じゃない? 「小盛・中盛・大盛」ならわかるのだけども。普通、「中盛」が「並」とちゃうかなあ。

    中盛は並と同一価格

  • 「二郎系」麺をああいう仕上げ方にすることに、麺屋棣鄂のプライドを読み取るべきか不器用さを読み取るべきか。私はプライドと読みたいけどな。

  • バン麺、変わらず400円~♪(酒井康ふうに(^O^))素晴らしい。サッポロ一番のような味も健在。

    バン麺のバンは、撹拌の拌

  • 麺野郎に置いてるワンカップ酒はかわいらしいのが多い。にゃんかっぷもパンダのやつも麺野郎だ。大阪が誇る秋鹿のワンカップは、やっぱりバンビ。

    秋鹿のワンカップ

  • 今年の節分は麺野郎で無理を言って恵方巻きを作ってもらった。うまかったが一気に食わなくちゃいいけないのでせっかくのネタがもったいなかったと思う。

    恵方巻@麺野郎


    おまけ:あるスーパーで見つけた恵方巻
    富士宮焼そば巻(^O^)

  • 麺野郎でうまいと思った麺に使われているというウェスタンホワイト(WW)って、ケーキ用薄力粉? (゚Д゚)

  • 麺野郎で遅くまでいると、麺哲を任されている平松氏が掃除をしている。麺哲が終わって店を閉めて後片付けが終わってからこちらに来るのだそうだ。その時点で26時を超えている。今日は一体何時に起きたのかと聞くと、朝の5時だと。庄司氏と市場に行ったのだという。「大丈夫なの?」「昼に2時間ほど仮眠とりますし」という顔は、とてもさわやかだった。

  • 麺哲はあまり行くことがないのだが、前に行った時、昼限定で「平松式......」という名前を冠して平松氏考案のメニューが提供されていた。その時は気にならなかったが、「平松式」というネーミングはひょっとして、「平松式人工雪発生装置」に引っかけたものだったんだろうか。

  • ひっかけ橋(戎橋/阪神優勝の時に多くの人が身を投げた橋)の下にある油そば専門店麺爺あぶらの間接照明は、やっぱり「オシャレ」「女性でも入りやすい」みたいなのを意識しているんだろうか。もしもそうならきっとその目的は達成できてないと思うし、できたとしても、油そば屋にそれは必要なのかいな?

    麺爺の店内

  • 麺爺あぶらの食券機は凄い高級品。全面液晶タッチパネルで、
    「現金を入れてください。......トッピングはいかがですか?」
    とかしゃべる。この食券機、「食券機がセールスもしてくれる」みたいな売り文句で売られてる。物理的なボタンがないから、自由度も格段にある。確かページ分けもできたはず。普通のボタン式の食券機でも10000円札を扱えるやつなら100万円以上するので、これは200万円くらいしちゃうんじゃないのかな。
    でも実際、買う方は食券機に薦められたくらいで買わんと思う。というか、「『現金を入れてください♪』だとぉ? なんや、近づいたくらいでカネ取んのか? とか、思わずツッコんじゃうよ。(^O^)

    券売機画面

  • 現在、道頓堀(戎橋の南側の通り/くいだおれ人形とか、かに道楽のカニ看板とかがある)にはラーメン店がやたら並んでいる。大阪といえば道頓堀の映像が流されるほど観光客へのアピール度が高い通りながら、こんなところさえシャッター化が進んでいることに大阪経済の深刻さが伺えるのだけども、なぜかラーメン屋だけは元気。家賃がバカ高いのでさすがにチェーン店ばかりだが。
    それにしてもここまで集まるかというくらい、一時に比べて増えている。
    どういうことなんだろう。

  • 道頓堀には昔、道頓堀ラーメン大食堂というラーメンコンプレックスがあったが、かなりあっけなく沈没した。宣伝不足と、2Fという立地があまりよくなかったのではないかと思う。1年ほど前には道頓堀極楽商店街という、大阪の名店を集めたグルメビルが数年の歴史に幕を閉じた(そして未だに放置されたまま)。これは1箇所で大阪の名店を巡れるので時間のない観光客には都合が良かったはずだが、入場料を取るという信じられない暴挙に出たために(だと思うのだが)客足は伸びなかったようだ。あれだけの一等地でそのクラスの商業施設を潰すなんて、どれだけ商売ヘタクソなんだよと。

  • 誉商店は日曜日はガチャガチャ大会をやっている。私は大盛(100円)券が当たった。春以降に使いたいが、それまで店があることを祈る。

  • 私には高倉二条ろぉじのよさが解らない。特に麺。いっぺんソバつゆで食わせろ。

  • 「雑炊というのなら、ご飯を洗え」は、結構酷だよ......。(^^;;;

  • あれだけ目立つのに、前回ジャンク屋哲が見つけられなかった自分に絶望した。

    ジャンク屋哲

  • 二郎系ってのはやっぱり、「ラーメン」「つけ麺」「油そば」「チャンポン」みたいなのと並べて「二郎系」という1ジャンルと認識すべきっぽいね。

  • 麺元素は一番奥に製麺部屋がある。覗いてみるといいよ。

  • 最近は店内の、客から見えるところに製麺機を置いた製麺スペースを設置する店が増えてきた。火から近い方がリスクを回避できるので、できれば近くに作りたいのだろうと思う。
    客から見えるようにしているのはもちろん「自家製麺だ」というアピールもできるし、あるいは純粋に他で場所が確保できないからやむを得ず店内の一角を潰してしまうところもある。
    きんせいの前の本店とか、大吾郎商店はそういう感じかな。東成きんせいなどは製麺の場所がないので自宅で製麺するから家が粉だらけだという。(^O^)
    製麺スペースが見える場合はそこで使われている粉の銘柄をチェックすると、結構いろんなことがわかるよ。

  • ほっかほっか亭唐揚弁当についてくるゆず醤油を綿麺の唐揚げにかけたら絶対ウマいはず。いつかやってやろうと思う。

    ほっかほっか亭の唐揚弁当(柚子醤油つき)


    綿麺の唐揚げ

  • 綿麺の奥さんは私が昔、「唐揚げは普通」と書いたのを根に持って(^^;、今でも唐揚げを注文する時と持ってくる時は必ず「ふっつーの唐揚げですね/です~」と言う。(^O^)

  • 綿麺だけではなく他の店でも体験したが、ブログ記事が上がると、それが初めて来た人であっても「ああ、あのテーブルに座ってた、あの人か」というのが判るそうだ。まずデジカメ出して撮ってる時点で少数派だし、写り込む物で座った位置もわかる、あとその人が注文したものだとかを組み合わせると、だいたい「あの人か」とわかるのだとか。
    こちらは、店側は1日かなりの数の接客をしているのだからこちらの顔なんて覚えてないだろうと勝手に思ってるんだけど、案外覚えているそうだ。なので、覚悟なく悪口を書くと後で困ることになるかもしれないよ。(^O^)

  • びっくりラーメン一番の製麺工場は一体どうなったんだろう? あの値段であの麺はとてもよかったのに。1杯180円で出していたということはそれでも元が取れるコストであの麺を作れてたはずで、だったらこれを使わない手はないと思う。びっくりラーメン一番を引き受けた吉野家は結局、ほとんど何も手を打たずにラーメンから撤退してしまった(07年8月買収、09年8月精算)。ああいう無駄なことをやってよく株主が怒らないなあ。

  • スガキヤのラーメンフォークは、ニューヨークの近代美術館で販売されるなど高い評価を受けている......が、実用としたらやっぱり使いにくいと思う。

    ラーメンフォーク

  • Yahoo!ランキング大阪ナンバーワン(^O^)の開陽軒は売り切れてるものはなるべく早く客がわかるようにしてほしい。悩みに悩んだ末に頼んだものが「あ、それ売り切れなんです~♪」なんて言われたら一気に萎える。

    セットメニュー@開陽軒

  • 竹麺亭の塩ラーメンと醤油ラーメンが変わった。前よりは断然好き。でもどうしてもここはトマトラーメンに手が伸びる。

    幻のトマトラーメン@竹麺亭

  • フレンドリーが経営する香の川製麺(讃岐うどん)は現在2店舗だが、これから順次切り替えていく予定らしい。でも、ここで立ち止まって、もうちょっといろいろ考えなおした方がいいんじゃないかな。これで何十店舗かを一気に変えてしまうと、取り返しのつかないことになるかもしれない。とりあえずまともにうどんを打てる人と、ほんとにうどんを食べるのが好きな人を指導スタッフに迎えるべき。

  • 横綱の餃子はえらいマズかった件。ピリカラギョーザにしなかったからか? まずもってチルドって。

  • 麺屋7.5Hz本店は、照明がいいのか、やたらきれいに写真が撮れる。(^O^)

    中華そば@麺屋7.5Hz

  • 光龍益のあの「客の前でラーメンを作る」というやり方は、パフォーマンスのためではなく、「誰も雇わずに1人でラーメン屋を回すには」という課題から出てきた合理的な方法なのだそうだ。

    光龍益

  • 低温熟成のチャーシューは、切り口がピンク色で火が通ってない(レア)ように見えるけど、熱は入ってるわけだから、これを「レアチャーシュー」と呼んではいかんのとちゃうの?

  • カレーラーメンはカレーつけ麺以上に難しいね。私は未だに、高校の学食以上にうまいカレーラーメンを食べたことがないような気がする。

  • とはいえ、その時の学食のおっちゃんが今やってる店(ラーメン屋というより餃子屋)のラーメンは酷いもんなんだけども。いっそのこと焼きそばを出せばいいのに。おっちゃんの焼きそばは最高だった。

  • 最近、3ヶ月で撤退するような店まで出てきた。見切りが早いよなあ。「ちょっとつついてダメなら次へ」みたいな感じなんだろうか。

  • 和え麺なり玉子かけご飯なり、量の見極めが大切。生玉子の大きさはそれぞれ調整できないのだから、麺やご飯側の量を調整しないと。

  • 某店ボヤのニュース。誰もケガなく大事に至らずよかったよかった。

突然食いたくなったものリスト:

  • コーンポタージュスープ

本日のBGM:
Warrior /本城美沙子
バイバイ・ボーイ /五十嵐夕紀

本城美沙子のバックはLOUDNESS。




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 あ、綿麺フライデーナイトね。わたふりゃあ。言うたもん勝ち。

 先週、先々週は醤油そばが続いたが、今週は鶏白湯つけ麺という情報を、内部の情報に詳しい人から得た。(^O^) 本当かどうかは知らない。

 また行かなあかんかなあ。
 また、

「最近、金曜日しか見ませんね♪」

 と言われてしまいそうだ。(^O^)

 

先々週の醤油そば


先週の醤油そば

 先週の器は、塩ラーメンの時のと同じ。

 先々週はメンマに見せかけたエリンギだったが、先週はメンマに見せかけたメンマになってた。
 麺も先々週がかなり太麺だったのに対し、先週は細めになってた。

 ダシはようわからん。鶏ガラ多めなの? 動物系ダシ汁で魚系のダシをとるそうだ。スープの底には小さなエビちゃんがいくつか沈んでいるが、わざとらしいと言えばわざとらしく、これはオトリかもしれん(何の?)。(^O^)

 なんでわからんのかと言えば、油かすが乗っけられてるから。

 これの個性が強くて、結構支配的な印象。
 だからかすうどんっぽい後味だったなあ。

 小松菜?は先々週の方がよかった。

 気づいてる人は気づいているが、実は毎回、店主がコスプレをしてる。(^O^)

 1回目は洋風シェフ、2回目がカフェ?(ユニクロで買ったシャツ)、3回目(先週)が神田川俊郎(シャツ&ネクタイに白衣)。

 何考えてるのかと。(^O^)

 そういうところも楽しむべし。

突然食いたくなったものリスト:

  • インデアンカレー

本日のBGM:
Pop Muzik /M






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 昔、夕方の再放送の学園ドラマで見たエピソードが今でも記憶に残っている。

 主人公グループの一員の男子生徒Aがいる。同じクラスには、あまり目立たないタイプの男子生徒Bがいる。Bには友達もいない。だからAはBのことをほとんど知らない。
 BはクラスメイトのAが青春を謳歌している(^O^)のを見ていて、憧れというか、好意というか ── あ、セクシャルな意味じゃなくね ── そういった感情を抱く。

 ある日、BはAに勇気を振り絞って「友達になってください」と言う。

 友達ってのは、「なる」といってなるものじゃないよと戸惑うA。それでもBに友達のいないことを知り、「わかった。今日から友達だ」と応じる。

 しかし友達がいないBは、友達と何を話していいかわからない。
「友達って、どの女の子が好きか、なんて話をするんだろ? 教えてよ」
 Aは調子狂うなあと戸惑いながらも、まあいいか、と優しさ?を見せて「Zさんだよ」と教える。
「誰にも言うなよ」
「ああ」

 翌日、Aは驚きの光景を目にする。
 登校途中のZさんをBが呼び止め、突然、「好きだ!」と告白したのだ。

 えええええええええええええええええええ????

 びっくりするA。
 Zさん目をパチクリ。(^O^)
 AはBを呼び出して問い詰める。
「どういうつもりなんだよ?」
「何だよ!?」
「俺がZさんのこと好きなの知ってるだろぉっ」
 BはAの剣幕に驚きながら、叫ぶ。
「だ、だって、友達ってそういうもんだろっ。同じ女の子を好きになったり......」

 脱力するA。

  ── ここまでしか覚えてない。
 この後どうなったのかも知らない。

 しかしこの部分だけは妙に覚えている。ディテールは違ってるかもしれないけども。最後のBのセリフがあまりにインパクトが強かった。

 このエピソードをどうして思い出したかというと、先日の、「釣られてみた(ニセ科学批判が左派だった件)」を読み返してて。

 あそこで、

 結局、1年以上前のエントリを上げた時に自分が理解していなかった「ニセ科学」や、それを批判している「ニセ科学批判」について、(その場限りの「理解」の仕方として)「市民運動」という言葉に落とし込んでしまったが故の失敗じゃないかな。言葉のいいところでもあり悪いところでもあるというか。

 と書いた。
 ここで言いたかったのは、ある1つの事象を理解するために、ある既存の言葉を持ち出してしまうと、その事象の個性を見落とし、その言葉がもつ意味全体をおっ被せてしまう危険性がある、ということ。(確かに理解した気にはなりやすいのだけれど)
 あくまでも集合の一部にしか過ぎないものを、その集合の一部だと認識したがゆえにその集合の特性が全部当てはまるかのように思うというか。ちょっと違うかな。

 うーん、何と書いたらいいんだろう。

 A君とB君の関係は、他にない、「AとBとの関係」に過ぎないのに、それにBが「友達」「友情」という名前を与えたばかりに、Bのイメージしている「友達」「友情」がもつ要素(好きな女の子を教え合う、同じ女の子を好きになる...)をこの関係に被せてしまったわけだ。
 本来は個々の友情には様々な形がある(というか、どれ1つ同じものはない)にもかかわらず。

 要は、f氏がやったのはB君がやったことと同じだなあと。

 f氏の場合は、「ニセ科学批判」(A君B君の関係)を理解するのに、「市民運動」(友情)という言葉を見つけてきて、その場で理解した気になった。
 そして次に「市民運動」(友情)に持っているイメージ「基本的に左派」(同じ女の子を好きになる)をそのまんま「ニセ科学批判」(A君B君の関係)におっ被せた。

「だって、市民運動ってそういうもんだろっ。朝日を批判できなかったり......」

 この話がトリガーとなり、もう何十年も前に見た青春ドラマ(中村雅俊が出てた)の光景が脳裡に甦ったのだった。

 これはあまりにお粗末な話であって、A君が怒る......というか、脱力するのも無理はない。

 あのエントリにも書いたけど、こんなのわざとやるしかないと思うんだ。

 このドラマのエピソードを書きとめておこうとエントリを起こしたけど、トリガーとなったあのエントリを読み直してあらためて嫌らしいなあと思ったよ、f氏のこと。(^^;;;

突然食いたくなったものリスト:

  • もちもちきなこクリーム餅

本日のBGM:
She Bop - /Cindy Lauper






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 先日はあまりいいことを書かなかった(「ラーメンの秘密」)『ラーメンの秘密』だが、が、実は参考になる部分も多かった。

 特に「ご当地ラーメンの秘密」という章の、それぞれのご当地ラーメンのルーツに関する記述はよくまとまっていて楽しかった。

#いや別にこれは「秘密」じゃないだろうけどね。(^O^) なんか「秘密」という言葉をこういう使い方すると学習図書みたいだ。

 そのあたりをいくつか御紹介。

 1991年当時、ご当地ラーメンといえば東京ラーメン、札幌ラーメン、九州ラーメンであり、そこに新たに登場した当地ラーメンが喜多方ラーメンだというところにリアルな時代性を感じさせるね。
 ちなみにこの頃、大阪のラーメン界は暗黒時代。(^O^)

東京ラーメンのルーツは横浜南京町
 東京で最初にできた「ラーメン屋」は、明治43年、浅草に開店した「来々軒」であったといわれます(「にっぽんラーメン物語」小菅桂子・駸々堂)。
 当時、まだ「ラーメン屋」という呼称はなく、「シナ料理屋」と称して、ラーメンを中心にワンタン、シュウマイなどを出す店としてスタートしたものでした。経営者は日本人でしたが、コックはすべて横浜の南京町からやって来た中国人。物見高い浅草っ子がこれに飛びつき、当時きっての大歓楽街浅草のこと、またたく間に東京中に知れわたることとなったのです。
 ところで、この「来々軒」のラーメンは、日本人の手になるものではなく、横浜南京町の中国人が調理していたことに注目しなくてはなりません。すなわち東京ラーメンのルーツは横浜南京町にありということなのです。
 横浜には黒船の来港とともに広東系の清国人が江戸末期から居留し始め、明治以降も広東省出身者を中心にいわゆる「南京町」を形成するようになりました。
 その南京町で当初は中国人相手にできた中国料理屋に日本人も出入りするようになり、日清・日露戦争を経て大陸への関心が高かった明治末期の世相とも相まって、南京料理は少しずつ日本人に受け入れられていく状況にあったのです。
 しかし、当時南京町で食べられていたラーメンは、豚骨スープに塩味という、日本人にとっては獣臭くてやや受け入れ難いものでした。そこで豚骨にトリガラや野菜を加えてスープをとり、塩味ではなくしょうゆ味にするなど、獣臭さを除く工夫を加えてあっさりした味に変えた和風ラーメンが日本人向けに作られるようになっていったのです。
 浅草「来々軒}が繁盛したのはまさにこの日本人向けラーメンを出したことによるものでしょう。こうしてラーメン(かつてはシナソバ・中華ソバと呼ばれることが多かった)は、独特のチャルメラの音色とともに出没する屋台の出現などによって、庶民の食物として大正から昭和にかけて定着して行ったのでした。

 つまりそれ以前にもラーメンのルーツになるものはあった(豚骨スープに塩味)が、それを改良し醤油ラーメンを開発、それ用の店舗を構えたのが「来々軒」であると。

 ただ、いつも気になるんだけども、「来々軒」にしろ、「元祖」と言われる店が最初からかん水を使用した麺を使っていたかというのがあまりよくわからないんだ。

 言わずもがなのことだからなのかもしれないが、これについて明示した記述を見たことがない。日本人ではなく「横浜南京町の中国人」が調理していたのであれば、なおさらかん水を使用する動機があるとは思えないんだ。

 いやそんなことはないのかもしれないけどね。ただ、そのへんの事情がどこにも書かれていないのが困る。

 出典となっている『にっぽんラーメン物語』(小菅桂子著)を読むと書いてるかもしれない。この本はWikipedia「来々軒」も出典として挙げているし、一度読んでみないといけないなあ。......と思ったら在庫なしか。(^^;; 中古を探そう。

 しかしやはり地元、札幌ラーメンへの記述が一番熱がこもってるかな。愛情を感じる。

札幌ラーメン
 札幌ラーメンといえば、昭和40年代に全国的にブームを巻き起し、ご当地ラーメンのはしりとなったことはまだ記憶に新しいところです。
 ラードたっぷりの濃厚スープ、みそ味、太くて歯ごたえのあるメン、もやしや玉ネギの具など、それまであっさりした東京ラーメンしか知らなかった人々に衝撃を与えたのも無理からぬことでした。
......

元祖札幌ラーメンは?
 「さっぽろラーメンの本」(北海道新聞社刊)には、札幌ラーメン誕生のいきさつが詳細に語られています。それによると、現在の札幌ラーメンは戦後になってからできてきたもので、戦前のラーメンとはまったく異なるというのです。
 札幌で初めてラーメンを出す店ができたのは大正11年のこと、北大の中国人留学生相手の「竹家食堂」という店だったということです。コックはやはり中国人で、日本のシベリア出兵による戦乱を逃れて、シベリアから樺太経由で札幌に来た、王文彩という本格的な北京料理の調理人だったということです。
 めんはカンスイのかわりに炭酸ソーダを使用したもので、当初は手で引き延ばしながら1本を2本、2本を4本という具合に細いめんに仕上げていったので、これを指して「拉麺(ラーメン)」と名付けたとされています。
 「拉麺」は次第に札幌っ子に評判となり、昭和5年頃には屋台が出現したり、喫茶店でラーメンを出すところがあったり、普通の食堂やデパートの食堂でも出されるなど、庶民の食物として定着して行ったのです。
 当時のラーメンはトリガラなどがスープのベースで、しょう油で薄く色づけした澄んだものが一般的であったということです。また東京などではシナソバ・中華そばと呼ばれていたのに対して、札幌ではすでにラーメンという呼称が一般的だったということです。
......

戦後の食糧難が札幌ラーメンを産んだ
 戦後の食糧難の時代、札幌市の創成川沿いの一角には大陸からの引揚者などによる屋台が軒を並べており、そこから戦後の札幌ラーメンがスタートしました。
 一番最初にラーメンを始めた人は、中国、天津からの引揚者だったそうで、中国での記憶や戦前のラーメンの記憶をもとに、ラーメンづくりを始めましたが、そのスープは豚骨を長時間かけて煮出した白濁したもので、その後の札幌ラーメンの原型となった、濃厚で脂っぽいものだったのです。
 平常時であればなかなか受け入れ難いものであったかもしれませんが、寒い北海道のこと、いかにも栄養がつきそうなこのラーメンは人々の支持を得て行ったのです。
 こうして屋台を中心に戦後の札幌ラーメンが始まり、ラーメン屋の数も増えていきました。ラーメンそのものも次第に工夫され、後にみそラーメンを産み出す大宮守人さん(味の三平)は、フライパンで玉ネギやモヤシを炒めて具にすることをこの頃から始めており、香辛料としてニンニクを加えることなど、戦前のスタンダードとも言える東京ラーメンとは異なった、札幌という気候風土にかなった独自のラーメンが発展して行ったのです。
 昭和26、7年になると町の一角にはラーメン屋ばかりがずらりとならんだ「ラーメン横丁」が出現し、札幌はラーメンの町とかし、人々は安くて旨いラーメンを食べることが日常の一部となってきたのです。昭和30年頃になると、一般の大衆食堂でもラーメンを出すところが多くなり、ラーメンはなくてはならないメニューの1つとなりました。

みそラーメンの産みの親
 現在の札幌ラーメンは、みそ味・しょうゆ味・塩味の3つが基本になっています。
 このうち特にみそ味は札幌ラーメンに独特のもので、札幌ラーメンの名を高からしめたのもこのみそラーメンに負うところ大です。
 みそラーメンの産みの親は前述の大宮守人さん。昭和30年代中頃のことです。それまでのしょうゆ味一辺倒に疑問をもち、何か新しい工夫をという、ラーメンに対する一途な情熱が、誰も思いつかなかったみそとラーメンの画期的な出会いを導いたのです。
 当時はいわば札幌ラーメンの発展期ともいうべき時代で、熱心なラーメン屋さんが日々ラーメンの研究に余念がなかったのです。
 みそラーメンはその後まず札幌で市民権を得たのち、昭和40年代に入って全国に紹介されるようになると、全国的に札幌ラーメンブームを巻き起し、黄金期を迎えるに至ったのです。
 なぜみそラーメンが札幌で産まれたのか? これには必然的な理由があるように思われます。東京ラーメンが南京ラーメンを次第に純化・精錬して完成されてきた背景に江戸文化があるとするならば、北海道といういわば文化的伝統のない、言いかえると拘束のない自由さがみそラーメンというアイディアを産み、また札幌っ子もそれを容易に受け入れたのではないでしょうか。
 みそラーメンはまさに土地の気風の産物といわねばならないでしょう。
......
 以上のように、戦後の混乱期、屋台ラーメンから生じた札幌ラーメンは、北海道という日本にあっては特異な風土の中で、多くの人々の熱い情熱によって独自の地位を築き、日本のラーメン界に大きな影響を与えてきました。
 しかし、近年、札幌ラーメンにもかげりが生じてきたという声も耳にします。その原因として、「味が落ちた」、「サービスが良くない」、「値段が高い」ことなどが挙げられています。札幌ラーメンというブランドにあぐらをかいた商法が横行しているというわけです。御多分に漏れず化学調味料も横行しています。
 ご当地ラーメンの老舗、札幌ラーメンの名にかけて、日本のラーメンのためにも奮起してもらいたいものです。

 まだまだ札幌ラーメンがラーメンの代名詞だった時代ね。
#地元だからこそ最後にひとこと言いたくなるのかな。(^^;;;;;

 「どさんこ」やそれと類似の名前のチェーン店がどれだけ広がったか(今でも残っているか)を考えれば、全国に札幌ラーメンが与えた衝撃の大きさが今でも窺い知れるというものだ。

 こちらでは炭酸ソーダながら麺にアルカリを使ってることが明言されてる。そもそも引き延ばして作る手打ち麺はアルカリがなくても作れるのかな? そのあたりが問題かも......。

 で、札幌ラーメンの次の大波が、九州ラーメン。

九州ラーメン
 九州ラーメンの歴史をたどってみると、老舗といわれる店でもみな戦後に開店しており、多くは食糧難時代の屋台ラーメンに端を発しています。しかも、中国人からラーメンの手ほどきを受けた人や、中国からの引揚者が始めたケースがほとんどです。
 この辺の事情は現在の札幌ラーメンの発生時と非常によく似ています。しかし、同じようなルーツを持ちながら、札幌ラーメンと九州ラーメンは独自の道を歩み始め、それぞれ特徴ある姿へと発展して行ったのです。
......

 これ以外にもたくさん記述はあったんだけども、メモが少ないということは面白くなかったんだろう。>過去の自分 (^^;

 で、新登場の喜多方ラーメン。

喜多方ラーメン
 札幌・九州と続いたご当地ラーメンブームの第3弾は、思わぬところ、奥の細道・喜多方でした。人口3万7000人ほどの小さな町ですが、ラーメン店の数は110軒にも上るといわれており、ラーメン目当ての観光客や観光バスが押し寄せる盛況ぶりということです。
 ブームのきっかけになったのは、マスコミを利用した喜多方市の観光キャンペーン。蔵の町にラーメンというとり合わせが、若い女の子たちに受け、テレビ局の取材も相次ぐうちに、第3のご当地ラーメンの地位を確かなものにしました。
 では、なぜこの東北の小都市にラーメン店が軒を並べるようになったのでしょう。

喜多方のルーツも中国でした。
 喜多方ラーメンの元祖とされるのは、大正末期に浙江省からやって来た潘欽星さんです。屋台から始まったという源来軒はいまもなお現役の潘さんとともに健在です。
 源来軒から始まったラーメンは徐々に喜多方の人々にうけいれられるところとなり、また教えを求める人も現れてラーメンは喜多方に根付いていったのです。
 ある地元の人は、「ほかに珍しい食物のないこの地方の人間にとってラーメンはごちそうだった。周辺の人たちは喜多方に出るとラーメンを食べることを楽しみにし、祭りや招待の席でもすしの代りにラーメンを出してきた。ごちそうなんだからおいしくなければいけない。食べる者も作る人もそういう意識でやって来たことが、今の喜多方ラーメンの隆盛をつくったのでしょう」と語っています。

 このあたりの話はとても役に立ち、示唆に富むものだった。

突然食いたくなったものリスト:

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よどみ萎え、枯れて舞え /SOUTHERN ALL STARS






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 昔古本で買ったと思われる『会社実力ランキング'90』(日経産業新聞編)という本が出てきた。各分野のシェアなど会社別ランキングがたくさん出てくる、いわゆる「会社研究本」の1つだと思う。

 掲載されているのは88年頃のデータ。......というと、「バブル」直前くらいのデータでもう20年以上前の話だ。時代を感じさせてなかなか興味深かった(当然、もう「ない」会社や、「ない」商品のシェアランキングなどもたくさん)。

 で、その代表的なものとして、ビールのランキングが時代を感じさせたので一緒に楽しんでもらいたい。

 比較?のために、同誌にあった1985年(スーパードライ発売以前)のシェアを合わせたグラフと、Wikinewsから「2009年のビール類国内出荷シェア キリンビールが9年ぶりに首位奪還」という記事も並べておく。

 タイムマシンに乗ったような気分で読んでみよう。


1985.1988,2009のビール(類)国内出荷量シェア

 ↓1988年のシェアについての記事。

●アサヒ、28年ぶり2位奪回 キリン、辛くも50%守る
1988年のビール市場は地殻変動が起きた。アサヒビールが躍進を遂げ、28年ぶりにサッポロビールを抜いて業界2位の座に返り咲いた。アサヒは85年の9.6%を底に、3年連続の上昇で23年ぶりの20%台乗せを一気に実現した。これに対して業界最大手のキリンビールは86年にシェア60%を切ったばかりだが、50%を守るのがやっとというところまで低下した。

 88年の出荷量は576万キロリットル弱で、前年比7.9%増となった。ビール人気のけん引車は飲みやすさが特色のドライ。87年に発売し大ヒットしたアサヒの「スーパードライ」に対抗して、各社がドライを年初から発売、「ドライ戦争」として広く関心を呼び、人気は高まった。

 ドライの販売量は年間で1億5千万箱(1箱は大瓶20本入り)と前年の11倍強になり、市場に占める割合も30%と10倍になった。このなかでアサヒはシェア50%を握り、ドライ戦争に圧勝した。この結果、アサヒは全体でも72%増というビール業界で前例のない伸びを記録した。

 ドライ戦争に敗れた各社は軒並み打撃を受けた。最もあおりを受けたのはキリンで、販売量は前年比4%減と4年ぶりにマイナスになった。サントリーも4年ぶりにマイナスで宿願のシェア10%はますます遠ざかった。サッポロビールは秋に発売した季節ビール「冬物語」がヒットし4%増と健闘したが、アサヒの勢いをかわせす、3位に転落した。

 89年になってからもアサヒの〝独り勝ち″は続いている。ドライ人気が地方に広がっているためだ。ただ、キリンビールが主力のラガービールを軸に4品種の新製品を発売、サントリーもモルト(麦芽100%)ビールを主力商品にするなど、各社各様の新戦略で巻き返しを図ろうとしており、ドライ人気の勢いはさすがに鈍っている。

『会社実力ランキング'90』(日経産業新聞編)より。

 ↓2009年のシェアについての記事。

●キリンビールが9年ぶりに首位奪還
キリンビールビール大手企業5社が1月15日(UTC+9、以下同様)に発表した2009年のビール類(発泡酒・第三のビールを含む)出荷量の国内市場シェアで、キリンビールが37.7%を獲得し、9年ぶりに首位に立った。2008年1位のアサヒビールとの差は0.2ポイントだった[1][2]。

景気の低迷を受けた消費者の節約志向の高まりによって第三のビールに人気が集中したことから、キリンが有する第三のビールのトップ商品が好調に推移し、首位交代に至った[1][2]。シェア3位は2年連続でサントリー酒類(12.3%)が獲得、サッポロビール(11.7%)が続いた[2]。

ビールの年間出荷量は、少子化に伴う市場縮小や若者世代のビール離れ、さらに夏場の天候不順などが影響し、前年比2.1%減の4億7250万ケースとなり、統計を開始した1992年以降の最低水準を5年連続で更新した[1][2]。

酒類別統計では、ビールが前年比6.7%減、発泡酒が前年比15.6%減となったのに対し、第三のビールは前年比21.4%増となり[1]、各社の第三のビール主力商品が過去最高の年間販売数を記録するなど[2]、ビール商戦の主戦場が安価な第三のビールに移っていることが鮮明になった[1]。キリンビールは、『のどごし〈生〉』をはじめとする第三のビールが前年比19.5%増となった[2]。

出荷量1位となったことを受け、キリンビールの松沢幸一社長は15日、記者団に対して「第三のビール『のどごし〈生〉』や、リニューアルしたビール『一番搾り』など、それぞれのジャンルに強い商品があった」とコメントした[3]。

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 『ラーメンの秘密 ほんものの味をもとめて』(コピー食品研究会編著/三一書房/1991/02/2/初版)という本を読んだ。

 タイトル、編著者名、そして出版社を見て、わかる人はだいたい中身まで想像できると思うけども(^O^)、まあそういう本。わからない人は『買ってはいけない』の元祖みたいなものだと理解すればいいだろう。

 こういう本の根底に流れている思想は、「大企業は消費者の健康なんて考えちゃいない。金儲けのためなら体に悪いものでも誤魔化して平気で売る」というものだ。もちろん疑うことは大切で、消費者としてその姿勢は非常に大切であるが、それが行きすぎて「疑うためだけに疑う」ということになってしまえば本末転倒だ。『買ってはいけない』だって、そういうことで批判を浴びていた。

 この本の根本思想というのは、かなり『美味しんぼ』と共通しているように思う。「本物」の姿を理想とし、それに比べて今がどれだけ堕落しているかを嘆き、原点への回帰を謳う、と。
 ちなみに『美味しんぼ』が単行本1冊にわたってラーメンに取り組んだ「ラーメン戦争」(第38巻)が執筆されたのが、この本が出版された翌年の92年のことだ。『美味しんぼ』は少なからぬ影響をこの本から受けているように思う。

 まえがきより。

 ラーメンは戦後の闇市の屋台の上で花を咲かせました。そして空腹で飢えた人々のお腹を満足させ、昔からあったソバやウドンなみに全国に広がりました。食糧事情が好転した後はその土地の気候や風土に合った味のラーメンが生まれ、ソバやウドンとともにめん料理の一翼をになうようになりました。
 ところが、インスタントラーメンに代表されるようなラーメンのコピーが登場したことにより、ラーメン専門店のめんやスープにもその影がいろ濃く反映されるようになってきました。とくに、一部のチェーン店に見られる粗悪な素材と化学調味料に依存したラーメンは、ほんらいのラーメンからほど遠く、むしろインスタントラーメンに近い感じがします。
(略)
 この本を通して1人でも多くの方に、ラーメンが食品添加物によって本来の姿から変化してきている事実を知っていただき、「ほんもののラーメンとはいかなるものであるか!」ということを考える機会をもっていただければ幸いです。

 『美味しんぼ』もそうだけども、この、ゆるぎない「どこかに『本物』が存在する」思想というのはどうなんだろうと思う。
 ラーメンが「戦後の闇市の屋台の上で花を咲かせ」たのだとしたら、その中身にさほどの期待はできないだろうってことは想像がつくだろうに。

#そもそも「ラーメン」という呼称は、1953年に日清の「チキンラーメン」が発売されてから全国に普及したのであって、それまでは「中華そば」「支那そば」と呼ばれていた。もちろん「ラーメン」という呼称はチキンラーメン以前にもあり決して日清の造語ではないが、全国の人はチキンラーメンによって「ラーメン」を認識したことは間違いない(札幌では戦前からラーメンという呼称が一般的だったと書かれている)。
 とすれば、全国的に「本物のラーメン」って何よ?という話にもなる......のだが、この本の編著者は他ならぬ北海道の消費者団体のようで、まあだったら「本物のラーメン」という表現をする権利もあるかなあ、とも思うので、これはいいや。(^O^)

 まあとにかく、こういう思想から、当時の「ラーメン」を取り巻くいろんな「ほんもの」じゃないものについて告発している。

 それがやっぱり、結構アレな部分が多いんだ。

 私もここで述べられている1つずつについて専門でもないので細かく検証はできないけれども、素人判断でも「それはないやろ」と思われることを挙げようと思う。
 原本はもう返してしまって手許にないので取ってあるメモを元にする。メモはツッコミどころというよりは面白いところを取っていたので、ツッコミにはちょっと足りない部分もあるんだけども、そのへんはご容赦を。

コシを強くするための増量剤
 先にも述べたようにグルテンの含有量の少ない小麦粉を用いるとめんのコシが弱く、弾力性に欠けるためラーメンにとって最も重要視される歯ザワリが悪くなり、食味に影響を与えてしまいます。
 そこでグルテンの含有量の少ない小麦粉を用いる場合や、より弾力性に富んだシコシコめんを作りたい時には食品添加物メーカーなどで作った「小麦グルテン」または「乾燥卵白」を小麦粉に添加しますが、経済性を重視する製めん業者の中には、値段の安い脱脂大豆を原料として作った「製めん用蛋白粉」を小麦に混ぜて使用する所があります。
 この粉を用いると麺のコシが強くなり弾力性に富んだめんになると同時に吸水性が良くなりめんの加水量を増すことができ、めんの歩留まりが良くなるという二重の効果が期待できるため最近では大手の製めん業者の中にもこの粉を用いるところが出てきています。
 表4でも明らかなように蛋白粉を混入すると小麦粉1袋から取れるラーメンの玉の量が増え、生産者が利益を得ることができます。しかし、この粉の入っためんをよくかんで食べると脱脂大豆特有の味が残り、あと味が悪いのも確かです。
 この他に水分の多いめんはベトツクためでき上がっためんにコーンスターチなどの粉を振り掛けて出荷しているところもあります。

 つまり、企業は自らの利益のために味を犠牲にして増量剤を入れていると。

 これは実際そういう側面もあるかもしれない。

 ただ、こういう消費者に限って(これはほんとに「限って」じゃないかなあ)「国産幻想」みたいなものがあって、「国産小麦100%」などをありがたがる傾向があるように思う。
 しかし国産小麦はまさにこの「グルテンの含有量の少ない小麦粉」だ。国産小麦を使っておいしい中華麺を作ろうと思えば、グルテンなりたんぱく質なりを補ってやらないといけない。今はまだ国産小麦の品質もよくなってきたようだが、1991年当時、ラーメンに使える国産小麦はほとんどなかったはずで、さて、おいしい方がいいのか、それでも国産小麦がいいのか。国産小麦はどうやったらおいしく食べられるのか。このあたりのスタンスがあまりに曖昧だと思う。

 ちなみにラストの

 この他に水分の多いめんはベトツクためでき上がっためんにコーンスターチなどの粉を振り掛けて出荷しているところもあります。

 って、何が悪いのかな??

かん水
かん水は一般に炭酸カリウムまたは炭酸ナトリウム(炭酸ソーダ)の単品または混合物と考えられていますが、食品添加物メーカーで製めん工場に出荷しているかん水の多くは表5で示したように燐酸塩や重合燐酸塩をブレンドしたものです。なお、かん水の中に入っている重合燐酸塩は一般にピロリン酸塩・ポリリン酸塩・メタリン酸塩の混合物と考えてよいでしょう。
また、燐酸塩としてはリン酸2ナトリウムか、リン酸2カリウムもしくはリン酸水素2ナトリウムなどが使用されています。
(略)
 このようにかん水の中には種々の燐酸が入っていますが、リン酸を入れる目的について食品添加物メーカーでは製めん業者に次のように説明してます(メーカーのカタログよりその主なものを要約してみました)。
(1)めんの保水性を向上させる働きがあるためめんの歩留まりが良くなる。
(2)色素を分散させるさようがあるためめんに仕上がった時色斑(ムラ)ができないで済む。
(3)めんを茹でたとき茹汁のにごりを少くする働きがありラーメン屋さんに喜ばれる。
 つまり経済性と外観の良さのためにリン酸塩が用いられるということです。
(略)
 カルシウム対リンの比が1対2を越えると栄養学上問題があるとされていますが、先の調査ではカルシウムとリンの比は平均で3.5、最も高い数字は3.7にも達しています。つまり市販されている生ラーメンの多くはリン酸過剰と言えます。
 リンの過剰摂取は......
[以下、リンの過剰摂取による弊害について。]

 このあたりもひどい誘導だと思うんだよなあ。

 「カルシウム対リンの比が1対2を越えると栄養学上問題があるとされています」って、それは単体の食材の話じゃないだろうに。
 確かに栄養学ではカルシウムが骨をつくるためには食事の中のカルシウム対リンの比が1対1の時が一番効率がいいとされているそうだが、これは「1対1」の食材ばかり食べましょうという話ではなく、トータルの換算でカルシウムが相対的に不足しているならカルシウム分の多い食品で補いましょうと考えるのが妥当じゃないのかな。
 例えば精白米飯のリン:カルシウム比は13.0、ジャガイモで11.8、豚ロース肉なら56.7ですよ。3.7どころじゃない。この辺りは全部毒だと?

 ちなみにリン酸塩に関する見解はこの本と『美味しんぼ』では随分違う。この本ではリン酸塩が用いられるのは「経済性と外観の良さのため」とされているが、『美味しんぼ』では重合リン酸塩は「よく伸びる生地、コシのある麺」を作る本体(⇒炭酸カリウムや炭酸ナトリウムは実は必要なかった!)だと主張されている。

 保存料あたりはもう、かなり攻撃の対象になるね。(^O^)

 P・Gに代って登場してきた酒精にも次に述べるような問題があります。
(1)変性アルコールに含まれる添加物を加えると酒精の中に含まれている添加物は6~8種類にもなりたとえその量が少ないとしても相乗作用等を考えると心配になります。
(2)本来生めんの腐敗を防止するには生産から販売までの間で細菌が入り込まないよう衛生管理を徹底すべきで添加物に依存した腐敗防止のやり方には不安が残ります。

 P・Gは「ポリプロピレングリコール」のこと。これにもいろんなこと書いてたと思うけど、メモしてないってことはあんまり面白い話じゃなかったんだろう。我ながら意外。(^^;
 しかしこの酒精の「問題」も、ちょっとどうなのかと思う。

 (1)は確度の低い「心配」以上のものではない。
 (2)は特に酒精に限ったことではないが、保存料とはそういった日々の様々な輸送、保存、使用環境の中でも安心して食べられるようにするための衛生管理のリスクヘッジなので、むしろこれこそが保存料の存在意義では?

 保存料の安全性をいう時には、やはりそれを使わない時のリスクと比較するべきであって、まるで保存料を使わなくても同様の安全性が確保されているかのような書き方はフェアじゃないと思う。こういうものは、目的もなく、ただ入れたいから入れてるわけじゃない。

 ちなみに(2)の

本来生めんの腐敗を防止するには生産から販売までの間で細菌が入り込まないよう衛生管理を徹底すべきで添加物に依存した腐敗防止のやり方には不安が残ります。

 というのはもしそれが実現できるならそれなりに理屈は通っている。
 これを実現するのにどれだけの資本力が必要かという部分をおけば。

 で、それが実際に実現すると、こういうことになる。⇒「パンがカビないのは添加物が入っているから?」

 パンにカビが生えにくいのは、実は添加物によってではなく、(こういう人たちが嫌う)大資本だからこそ実現できた徹底した衛生管理の下での生産を実現しているからだったという話。

 だからほんと、自分たちが求めたとおり「生産から販売までの間で細菌が入り込まないよう衛生管理を徹底」したヤマザキパンに対しては、賞讃こそすれ、「いや実はあれは添加物を入れてて......」みたいな反応はとんだお門違いで、どんだけツンデレなんですかと。

 結局、不安を覚えたい人はとても貪欲に不安要素を探し出してくるのだなあ。

 次は「品質改良材」について。
 「品質改良材」は麺のベトツキ防止や弾力補強、コシの強化などに使われる添加剤だそうだ。その1つ、「グリセリン脂肪酸エステル」について。

......グリセリン脂肪酸エステルは乳化剤の一種で洗剤の中に入っている界面活性剤と同じ働きをするものと考えてよいでしょう。
 この添加物についてはラットの飼料の中に25%混ぜて2年間飼育したところ肝臓の重量が増加し腎臓の石灰化が観察されたとの報告があります。
 また表中の天然糊料のローカストビーンガムやグァーガムについては、最近使用量が多くなってきた添加物であるため安全性を証明するデータが少なく、現状では安全性について評価することはできない添加物の1つです。以上のようなことから考えると品質改良剤にも不安を感じてしまいます。

 「洗剤の中に入っている界面活性剤と同じ働きをする」あたり、どういう印象を持たせたいかというのが透けて見えて、苦笑だよなあ。

 で、「ラットの飼料の中に25%混ぜて2年間飼育したところ肝臓の重量が増加し腎臓の石灰化が観察された」って。(^^;

 これで人間の健康に対して何が言えるのよ。

 「不安を感じてしまいます」というのは勝手だけれど......。

 ここまでが製麺所で作ってる生麺の話。

 安全性云々は別として、例えば酒精なんかは匂いが結構するので、食べる時に邪魔になる可能性は高い。あるいは昔麺哲庄司氏が言っていたように、「小麦以外のものを入れると当然小麦の味はしなくなる⇒つまり味が悪くなる」という意味で、味に関係のない添加物は入れない方がいいのだろう。しかし添加物は目的があって入れられているわけで、それが全部「企業エゴの金儲け」であるとは限らない(あり得るけれど)。このあたりはちゃんと現場を見ないとね。

 というわけで、長期保存の必要がなく保存・使用環境が把握できる自家製麺は、その意味ではそれだけでアドバンテージを持っているともいえると。

 この本は実は「ラーメン」と括ることで、ラーメン屋のラーメンとインスタントラーメンと、スーパーで売ってる日配品の生麺のすべてに言及している。

 当然、インスタントラーメンに対する風当たりが一番強い。

 就中、化学調味料への批判はかなり強いのだけれど、かなりありがちで面白くもないので割愛。(^O^)

 興味深いのは、インスタントラーメンの章の冒頭の、「国民食」と呼ばれる状況に対してのコメント。

"まがいもの"のシンボル
 表1は年齢、職業、収入別にみた世帯毎のインスタントラーメンの利用率を示しています。これによると、全体では65.8%の世帯でインスタントラーメンを利用していることになります。この数値を高いとみるか低いとみるかは評価の分かれるところですが、約35%もの世帯で利用されていないという事実は注目に値します。つまり、「国民食」と業界が豪語する一方で、その「国民」の35%は、インスタントラーメンを食品としては認めていないということを意味しているからです。これらの人たちにとっては、食品として必要な最低限の資質、栄養性、安全性、美味性といったものを欠いた、「まがいもの」として、インスタントラーメンは見られているのです。

 こういう論理、アリですか。(^^;;

 どうしてこの35%の人たちの気持ちをそんなふうに決めつけられちゃうのか。

 これをもって「"まがいもの"のシンボル」と言い切れちゃうところが、この本の論理性を象徴してるね。

 あと、どうなんだろうと思うのは、例の「ほんもの」志向。

 ご家庭での調理の参考になるように?手打ちラーメンの作り方を紹介してくれる。
 そして、作り方の紹介の後、こう結ばれる。

 めんの打ち方には大きく分けて2つの方法があるようです。1つは中国の主に北の方から伝わってきた方法です。小麦の粉をこねた塊の両端を手で持って引っ張り、次第に細いめんにしていく方法、もう1つは中国の南の方から伝わってきたやり方で、小麦をこねて平らにした後、めん台の一方の端に太い竹桿を固定させ、その竹桿に足をかけて体重をかけ、めん生地を伸ばし、あとは包丁で細く切ってめんにする方法です。
 機械めんは、後者の方にヒントを得て小麦粉をこねる作業から伸ばす作業までも機械化して作っためんです。
 つまり前者の方が手打ラーメンと呼ぶにふさわしいと考え、前者の方法によるめんの打ち方を紹介しました。

 「つまり前者の方が手打ラーメンと呼ぶにふさわしい」の理由が全然わからんよ。┐(´~`)┌

 機械めんの参考にされた作り方だから手打ラーメンとは呼べないってわけ? 意味がわからん。
 はっきりと書いていないが、こちらを「ほんもの」と認定しているのは明らかなわけで、逆に言えばこの人たちのいう「『ほんもののラーメンとはいかなるものであるか!』ということを考える」というのはこの程度のものなのかと。

 そして「ほんもの」志向は、結局のところこういうところに落ち着くというのが、具についての章。

 具は、ラーメンという料理の中で前菜と副菜の役を果たす重要な素材の1つです。
 ところが最近ラーメンの上にのっている具の中に安全性に疑問を感じるものが多数見受けられます。そこで、色や型にばかりとらわれずに食品にとって最も大切な安全性と栄養価を中心に、ラーメンの上にのせる具として最もふさわしい条件は何かを考えてみました。

 なんとなくわかってきたよ。
 この人たちのいう「ほんもののラーメンとはいかなるものであるか!」というのは。「ラーメンは戦後の闇市の屋台の上で花を咲かせました」という、そういう時代のものなんだな。つまり、空腹を満たし、栄養を補給するものだ。

 例えばチキンラーメンが発売された1958(昭和33)年は厚生省が『栄養白書』の中で日本人の4人に1人が栄養不足であると発表した年で、実際、チキンラーメンのパッケージには「体力を作る 最高の栄養と美味を誇る完全食」と謳われている。

 チキンラーメンがそのキャッチコピーどおりのものを提供していたかどうかは別として、こういうものこそが「ほんもののラーメン」だと言いたいわけだな、この著者は。なるほど。

 確かにそれでは現代人と認識は共有できないだろうなあと思う。

 で、モヤシ、ニンニク、ホウレンソウ、タマネギ、ネギ(長ネギ)、なると(蒲鉾)、めんま、チャーシュウ・ゆで豚、タマゴと、それぞれの具について検討をしていく。

 例えば、

茹でたホウレン草をラーメンの上にのせているのをよくみかけますが、めんの上にのせるよりは、小皿に盛りつけてカツオブシをふりかけて出す方が、ホウレン草に含まれているシュウ酸を消す効果があり、美味しく食べることができます。
 ホウレン草には造血作用があるばかりでなく、ビタミンAやビタミンB1も豊富で、ビタミンCにいたってはレモン果汁と同程度含まれています。  つまり、ラーメンに欠けているビタミンAやCを補う上で是非ともラーメンに、一本加えて欲しい野菜の1つです。

 「めんの上にのせるよりは、小皿に盛りつけてカツオブシをふりかけて出す方が」ってアナタ。(^^;;;

 ラーメンの具の話をしてたんちゃうんかと。(^O^)

 しかし、最近の「なると」は北洋で捕れたスケソウダラに重合リン酸塩を入れて作った冷凍擂り身を原料として、増量とつなぎ目的でデンプンをたっぷり入れ、ソルビン酸などの保存料を加え、甘味料のサッカリンや、グルタミン酸ソーダなどの化学調味料で味付けされたものがほとんどです。つまり、蒲鉾本来の味は失われ、食品添加物によって味付けされた「なると」がラーメンの上にのっていると考えた方がよいでしょう。
 白身の魚を用いて、塩以外のものはいっさい用いず「なると」を作っている良心的な蒲鉾屋を左記に紹介します。本物の味をめざすラーメン屋さんはぜひ一度試していただきたい。
 
......本当に美味しいチャーシュウやゆで豚を作るには系統のはっきりした品種で、抗生物質等の薬剤を一切使用せず、コーン、大豆粕、大麦などの穀物を主原料とした自家配合飼料を用い、清潔な豚舎で、180日以上飼育された100キログラム以上の豚から取った肉を用いて作ることが最も大切な条件です。

 とまあ、万事こういう調子。
 これが「ほんもの」だと。

 こういうのを見ると当然、どれだけの高級食を作ろうとしてるのかと思ってしまい、「バブル」という時代性にも思いを馳せてしまうが、著者はラーメンの価格について、こういうことを書いている。

ラーメンは高いか安いか
 ここ1、2年、ラーメンの価格が高すぎるという声が新聞紙上に登場し、議論を呼んでいます。たしかに札幌ラーメンの中には1杯2000円もするラーメンを出しているところや札幌のススキノでは観光客相手の一部の店で「高級ラーメン」と称して前日に予約しておかなければ食べることのできない1杯5000円もするラーメンをメニューにのせているところもありますが、札幌ラーメン1杯の平均価格は、総務庁などの調査で明らかなように、月によって多少変化があるものの500円前後です。
 この価格を他の外食と比較してみますと次に述べるようにけっしてラーメンの価格が高すぎるということはありません。
(略)
しかし、ラーメンの価格が高いと感じることも事実です。その1つの要因は、毎年の値上げ幅が他の外食に比較して大きいことがあげられます。......つまりラーメンは他の外食に比較して価格の上げ幅が大きいため単価そのものは特に高くはなくても、高いように感じられるのではないでしょうか。
 このような傾向がさらに続けば価格そのものも他の外食と比較して高くなってしまい、消費者からラーメンは高いというイメージで受け取られソッポを向かれることにもなりかねません。庶民の味として末永く消費者から支持されるためにも今一度、ラーメン店の経営者は価格についてもいくらが妥当なのか考えて見る時ではないでしょうか。

 「庶民の味として末永く消費者から支持されるためにも今一度、ラーメン店の経営者は価格についてもいくらが妥当なのか考えて見る時ではないでしょうか」と。

 えええええ。

 昔、化学調味料のついてのエントリに黒猫亭さんがコメントを入れてくれた時の動機も結局こういう姿勢への憤りが大きかったのだと認識している ── しかしやり取りしているうちに、化調ではなく天然だしを使ってもさほどコストが上がるわけではないことがわかった ── が、ここまで来るとそりゃいくらなんでも酷だろうと思う。

 今よりずーーーーっとええもんを使え、でもコストは自分のところで被れと言ってるわけだもんなあ。

 なんかこう、ほんと、「好き勝手だなあ」と思う。

 戦後間もなくの物がなかった時代に花開いたラーメン文化、これをどの程度理想化しているのかはわからないが、その後各企業が培ってきたのは消費者を騙す方法だけですかと。

 20年前の本ではあるが、正直、こういう人は今でもたくさんいるように思う。

 「あいつにダマされるな!」と叫ぶ人が、必ずしも正しいとは限らない。

 ラーメン屋のラーメンを模倣したはずのインスタントラーメンが普及してから、今度はラーメン屋のラーメンがインスタントラーメンに近づいていったという見解は、なるほどと思った。

 もひとつ追記。一人歩きする「化学物質」というフレーズがあまりにアレだったので。(^O^)

《問題3》
カップめんのカップから化学物質が......

 カップめんの草分けである日清食品のカップヌードルが発売されたのは昭和46年のことですが、開発に4年もの歳月がかかったとされています。前出の『安藤百福の1日1得』(KKロングセラーズ)という本によると、容器の開発にはかなり苦労した様子が記されています。

 素材としては「断熱性が高いので湯が冷めにくいし、手に持ったとき熱くない。しかも軽く、厚みがあって、質感がある。新製品の容器としては申し分がないように思われた」(安藤)ということでお馴染みのあの発砲スチロールが選ばれました。

 しかし、国産メーカーではなかなか良いものができず、結局アメリカのメーカーから輸入して急場をしのいだのですが、後に技術導入して自社でカップを生産すると、輸入品にはない「かすかなにおい」がカップについたと記されています。その部分を引用すると

"かすかなにおい"を研究室で調べてみると、発砲スチロールの原料であるスチレンモノマーが発する臭気だということがわかった。スチレンモノマーを重合するとスチロールになる。それに発泡剤を加えて発砲スチロールにし、それをカップの形に成型するわけだが、その工程でどうしても微量のスチレンモノマーがカップに残留してしまうのである。

(中略)

 それから数カ月後、解決のカギは加熱のしかたにあった。菓子が入っていたブリキの空箱に入れて熱を加え、ひと晩、放置しておき、翌朝、取り出してにおいを嗅いでみると、スチレンモノマーの臭気は消えているではないか。安藤は早速、それを研究所に持ち込み、計測してみると、スチレンモノマーは1ppmも検出されなかった。

 という具合に安藤氏のアイデアで危機を乗り切ったという主旨のことが書かれていますが、問題は、カップから化学物質が出てくるということ。安藤氏は単に味の問題としてしか考えていませんが、どうして安全や毒性問題として考えなかったのでしょう。いやしくも人の口に入る食物を作る人間として、安藤氏には化学物質に対する危険性認識が極めて稀薄です。だからこそインタントめんやカップめんなどというジャンクフード(クズ食品)を産み出すことができたのかもしれませんが。

 ともあれ、加熱したらにおいが消えたので使えることになったというのはあまりにも乱暴な話。熱湯を注いでカップから化学物質が溶出する可能性については全く触れられていません。本当に大丈夫なのでしょうか。

 大阪市立環境科学研究所の調査によると、容器の材質中に残留するスチレンなどの揮発成分は308=899ppmにものぼっており、さらにスチレンを発砲させるときに使われる「ブタン」「ペンタン」「フレオン」などの化学物質が検出され、中には13100ppmのフレオンが残留している容器もあったということです。

 また熱湯を注いだ場合、最高1.1ppmのフレオンがめんやスープから検出され、その量は時間とともに上昇し、お湯をかけて5分後に食べる場合と、30分後に食べる場合では、発泡剤の溶出量は10倍近くまで上っていることが確認されたということです(読売新聞・昭和61.11.30)。

 これらの揮発成分や発泡剤は、急性毒性はあまりないにせよ、長期間吸収したときの影響についてはよくわかっていません。食べ方次第ではかなりの量が溶出することも考えられます。便利と引き換えの危険性と言えるでしょう。

 失礼だなあ。
 1991年現在で「急性毒性はあまりないにせよ、長期間吸収したときの影響についてはよくわかっていません」というくらいのものを、社会的にもそんな問題意識は薄かったと思われる1970年前後当時の安藤氏に対してどうしてそんなに自信満々に気づけと言えるんだろう。

「いやしくも人の口に入る食物を作る人間として、安藤氏には化学物質に対する危険性認識が極めて稀薄です。だからこそインタントめんやカップめんなどというジャンクフード(クズ食品)を産み出すことができたのかもしれませんが」

 なんて、最大限の侮蔑の言葉じゃないのか。

 ったく。

 か、化学物質ーーーーーーーーーーーっっっ!

突然食いたくなったものリスト:

  • カップヌードル

本日のBGM:
出町柳から /中之島ゆき

中之島ゆきは初代おけいはん水野麗奈ではなく三浦理恵子だそうだ。




 心臓の悪い方はここから進まないように。


何の変哲もないノートPCのSODIMM

 これを裏返すと......。


裏面

 一応ボカシ入れといた。引き返すなら今のうちだぞ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 では細部のドアップを。


ち、チップが

 ぎゃあああ!


チップがあああ

 ぎゃあああああああああああ。

 お、お前、誰に殺られたんや!? 誰に命(タマ)取られたんやぁああ!!

 命取られた(Romoved)のに、保険も出ぇへんのやでぇえええええ。


Warranty Void If Removed

 ああ恐ろしい。
 グロすぎる。

突然食いたくなったものリスト:

  • チキンマックナゲット(バーベキューソース)

本日のBGM:
FAIRY (完全犯罪) /甲斐バンド






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 ネジがなかなか回らない。
 もう一踏ん張りとグッと力を入れた瞬間、すっとドライバーが回る。
 おおおよかったと見てみると、ネジは全く動いておらず、さっきまで「+」だったネジの溝が「◇」になってる......。

 よくある悲劇ですなあ。

 で、そんな時どうしましょうというのが今日の話。
 ググってみたら、いろいろ参考になるサイトがあった。

参照したサイト:
バカになったネジは輪ゴムを使えばOK!?
ITmedia Biz.ID:"なめて"しまったねじを何とか回すグッズ
【楽天市場】ANEXの工具なめたネジはずしビット:工具のお店 モンジュSHOP
【みんカラ】 所ジョージさんも絶賛?なめたネジ・ボルトに有効なお助けアイテム!!

 詳しくは上記リンクを見ていただければいいのだが、いろんなやり方があって面白かった。

 まず第一。
 ライフハック。


力を入れてゆっくり回す

 幅広のゴムを使うといいらしい。
 特別な道具も入らないし、これで回ったら万々歳だ。

 もしもこれでダメだった場合......これにはいろんなアプローチがあった。

 まずは上記輪ゴムを使ったやり方同様、なんとかこのまま回してしまおうというもの。

 ITmedia Biz.ID:"なめて"しまったねじを何とか回すグッズの下の方で紹介されている、「ネジすべり止め液」は摩擦増強液で、ねじ山に塗ってからドライバで回すとそれなりに引っかかりがよくなるそうだ。値段も安いのでお手軽かも。
 ただ、それなら輪ゴムを使うやり方と大して変わらないかもしれない。(^O^)

 あるいはナメちゃったネジの溝をなんとかもうちょっと何とかしようというアプローチ。

 トーコマのエアロビクス-2は一見普通のドライバーだが、要は非常に強い(^O^)ドライバーであって、これをネジの上に当てて、ハンマーで叩いて新しい溝を作るというもの。


トーコマのエアロビクス-2

 ドライバーの軸がハンドルの中も貫通しているのでハンマーの力がしっかりネジ頭に伝わるのだそうだ。
 ネット上では「これをずっと使っているが、これで回せなかったネジはない」みたいなことを書いてるところまであって驚いた。
 非常にシンプルで、よさそうな気はする。

 ただ、私ならちょっと怖くて精密機械には使えないだろうなあ。(^^; リンク先はPCに使っているが......。

 今度はネジをナメてしまったときには誰もが考える、ネジを外側からペンチではさんで回してしまおうというアプローチ。

 いくつかあったが、この中で一番シンプルで使えそうなのがネジザウルス



ENGINEERのネジザウルス

 こんな感じで先の部分にタテに溝が掘ってある。普通のペンチやプライヤーだとここの溝が横になってるから滑って結局回せないんだよなあ。

 この溝でネジをがっちりホールドして、結構回るそうだ。
 上記「【みんカラ】 所ジョージさんも絶賛?なめたネジ・ボルトに有効なお助けアイテム!!」では2種類のペンチを比較しているので参照されたし。

 ただ、考えればわかるけれども、このやり方はネジ頭が薄いネジには通用しない。

 それならばとネジの内側から何とかしようというものもある。

 なめたネジはずしビットセットは、ネジのナメた部分にさらに穴を空けて強引に抜いちゃおうというわけ。


ANEXのなめたネジはずしビットセット

 電動ドライバーが使えるのがいいね。
 ビット箱の中にこれ1つあると便利かも。

 ただ、そこそこ大きなネジでないと素人には難しそうだということと、そこそこコツが必要っぽい気がする。

 というわけで一長一短ながら、いろんなやり方があって、何というか、必要は発明の母だなあと思った次第。

 どれも2000円前後以下だというのもいいじゃない。

 素晴らしい。

突然食いたくなったものリスト:

  • サッポロ一番しょうゆ味と冷やご飯

本日のBGM:
ラヴ・ショック・ナイト /井上陽水

↓なんやねんこのショット。(^^;;




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 最近つぶやいたことから。

  • まじかー。「経営者や識者の間では、景気のV字回復はなく、先が見えない状況こそが常態(ニューノーマル)だ、という見方が広がっております。」
  • 世の中の人が石田純一の靴下と若槻千夏の動向にどうしてそこまで興味を持ってるのか、不思議で仕方ない。
  • 姫は相変わらずお美しいわけだけども、写真にキャプションをつけた編集者のセンスのなさにゲンナリ。
    原田知世、10代のとき『時をかける少女』でデビューしてから27年、今も変わらぬ秘訣明かす!

    マイナスイオンを感じる美ぼうは変わりません!-原田知世
  • 先日のこと。日本橋で制服JKとすれ違った。
    「あんなかわいい制服はないから、きっと私服だ」
    と話してた(きっと聞こえてたと思う)。直後に入ったショップを出て歩きだすと、さっきすれ違ったはずのJKが前を歩いている。あれれさっき彼女は逆方向に向かってたはずだけども......。
    また入ったショップを出ると、また前を歩いてる。
    なんか怖くなって(^^;脇道にそれた。
    偶然かな? それとも客引き?
  • 家の外で兎を見た。こっちに向かって走ってくる。
    最初はネコかと思った。次にタヌキかと思った(色が灰色だったので)。しかしあんなに飛び跳ねるタヌキはいない。
    おそらく(^O^)野生ではなくペットが逃げ出したのだと思う。奴は90度進路を変えて、あっちゅーまに逃げていってしまった。
    私は生まれて初めて「脱兎」を見たのだった。
    確かに速いねえ、奴は。
  • 少し前の雨上がりの時、有名な寺の参道でこんなものを収集。
    夜中にぼやっと見えたら怖いと思う。(^O^)
    人間というのは基本的に「ロールシャッハな奴」なのだ。
  • 聖飢魔IIが旧曲に英詞をつけた「悪魔 NATIVITY "SONGS OF THE SWORD" 」を聴いた。メロディラインを日本語詞の時のままにしてるのね。残念だなあ。
  • ナンバー1になるホストは長男が多い」って、それ、世の中の男の大半が長男だからってだけの話じゃないのかい。
  • 落語「宿屋仇」では、旅館で仲居がふとんを敷く時に3人の旅人が
    の字に敷いたら話ができない。(ともえ)に敷け」
    と指示する。なんのこっちゃと困る仲居に、
    「は? 何年旅籠やってる? も知らないのか」
    と説明する。要は、

    こういう感じで、話ができるように頭を寄せて敷けということ。
    この場面はこのネタの必須?要素で、どの噺家もがやる。確かにこれで少し笑いが起きるが、桂枝雀だけはこれを言わない。代わりに
    三ツ矢に敷け三ツ矢に」
    と言う。
    他の演者の「に敷け」に慣れている客は一瞬「???」となるが、三ツ矢の姿が思い浮かんだ客から、少し遅れて爆笑が起きる。

    三ツ矢
    枝雀は細部に至るまで、本当に笑いに貪欲だった。
  • 自分が愛してるものを愛してくれてる人が他にもいるのは嬉しいものだ。ただしそれが少数派であれば。

    olivetti ANK28-106J
  • 何の反論にもなってない。
    神戸空港:「『失策』ではない」 矢田市長、橋下・大阪府知事に反論 /兵庫

    神戸市の矢田立郎市長は10日の定例会見で、神戸空港を「失策」とした橋下徹・大阪府知事の発言に対し、「『失策』は『エラー』の意味だが、議会の議論や国との協議を重ねた結果、新規空港として国に認められた。前後の脈略を考え、整理した上で発言してほしい」と反論。......
    みんながやるって言ったんだから『エラー』じゃないってさ。
    議会や国、市がひっくるめて失策をカマしたと言われてるのに。バカだなあ。
  • ある音を嫌いになるには、その音を目覚ましアラームの音に設定すればいい。
  • ベッキー・クルーエルとこども店長は、メディアから「カネになるうちに使い切ってやるぜ」という気合いが匂い立ってくる。
 

突然食いたくなったものリスト:

  • かるかん

本日のBGM:
Time After Time /DATE OF BIRTH

昔、レンタル落ちの投げ売りコーナーで見つけた。知らない名前だったけどきっとシンディ・ローパーのカバーだろうと(^O^)思って買ったら全然違ってガッカリ。(^O^) でもよく聞いたらとてもいい曲だった。こういう出会いは楽しい。




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 やっと準備が整ったみたいだ。

いやまじで、これはうらやましい
大阪万博40周年記念特別企画
ホテル阪急エキスポパーク×迎賓館
太陽の塔Wedding

 だからともえちゃん、結婚して。(^O^)/

突然食いたくなったものリスト:

  • 登龍軒の酢豚

本日のBGM:
Message /チャゲ&飛鳥






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