麺処 凛や@都島区

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 この日はさんざんで、かなり長距離を歩いて行った光龍益の殿様商売に撃沈され、泣きながらさらに京橋まで歩いた。
 たこてつのたこ焼きラーメンを振り切り、とりあえずまだ行ったことのない紀州和歌山ラーメンたかしを目指したが、近くに見慣れない新店を見つけてしまった。麺処 凛やという。

 で、悩んでしまった。
 どうしたもんか。
 どっちに入るべきか。

 両方行ったことがない。ただ、紀州和歌山ラーメンたかしはメニューの名前からしてあじゅち屋あたりと同じ「まっち棒」系統じゃないか思っている。そういう意味では(合ってるかどうかは別として)味の予測は立つ。一方麺処 凛やは全くデータなし。飛び込みは失敗するの原則はあるものの(^^;、歩き疲れて正常な判断力を失った私はこちらを選んでしまった。



店構え@凛や

 かなり新しい店で、外装、内装ともに仮営業っぽいというか、壁紙などほとんどいじらずに調度品だけ置いたという感じがする。何と言ったらいいのか、腰を据えて営業をする気がなさそうというか。まあしかし、これは単に店主の趣味や経済的問題ということかもしれない。
 ググってみると2009年4月開店というからかなり新しい。道理で知らないはずだ。

 この店のメインメニューは凛やラーメンという豚骨ラーメンのようだが、私はどうしてもつけ麺を頼んでしまう。メニュー表を見ると、つけ麺は「新メニュー」とある。ひょっとしたら「つけ麺もないとなあ」くらいの感覚で、後から開発したのかもしれない。少なくとも凛やラーメンよりは気合いが少ない(^O^)のは確実だと思うのだが、それでもつけ麺を頼んでしまう悲しい性だ。

 というわけで、つけ麺(¥750)の大盛(+¥100)を頼んだ。ちなみに標準で200g、大盛は300gとのこと。



つけ麺大盛り(¥850)@凛や

 麺は太平麺が2種類。片方がちぢれ麺、片方が全粒粉入りストレート。北海道産という説明がある。
 具はネギ、ナルト、チャーシュー、煮玉子(半分)、キノコ。
 つけ汁は豚骨魚介。魚粉と油大量。


麺近影@つけ麺大盛り(¥850)

 いやはや。
 飛び込みにウマい店なしというのは統計的にも妥当な話で、そりゃ世の中にそんなにウマい店はないのだから、適当に入ればその確率でこういう店に当たるというわけなんだわね。

 なんだこれ?



2種類の麺を使っている。
彩りだけのはずのナルトを切り損ないのまま出すところにプライドのなさがにじみ出る。


 麺はまあ、ヒドくはない。しかし味や香りは感じない。食感はそこそこいい。ただ、ほぼ同じ形状の麺(縮れ具合、全粒粉の有無、加水率が違うようだ)をあえて合わせる必要があるのかという疑問は大いに感じる。2種類を合わせることで出るメリットというのが、「2種類を合わせた」というアピールができること以外には感じられない。


つけ汁@つけ麺
油がかなり浮いている。


 この店のつけ麺を特徴づけるのは、つけ汁だ。
 流行の豚骨魚介。それの出来の悪いやつ。
 油がかなりたくさん浮かんでおり、そしてそれに負けないくらい大量の魚粉が投入されている。食ってる間ずっと口の中がザラついてるくらい。塩分も強い。

 説明書きによると、このつけ汁は

「自家製豚骨スープにカツオだしを合わせた濃厚なスープです」

 ということだ。

 何だよこの「自家製豚骨スープ」って。不自然な表現だ。たいていの店は麺はともかくスープは自家製だぞ。

 私が思うにこのつけ汁、既製品だ。

 麺が「北海道産」であることなどを合わせて考えると、これはおそらく某○山製麺あたりの業務用のつけ汁の素だろう。これは2パックセットで使うもので、片方にはスープを濃縮した「素」が入っており、もう片方には油が入っている。「素」をスープで延ばし、仕上げに油を浮かせて出来上がり。この延ばすスープを自分のところで作っているんだろう。だから無意識にこういう不自然な表現を使ってしまう。これさえ作っていれば「自家製豚骨スープにカツオだしを合わせた」と言っても嘘にはならないからね。
 おそらくはその業者からつけ汁と麺をセットで仕入れているのだと思う。
 それにラーメン用のスープを合わせて作っている。
 ちなみにこのつけ汁は魚粉があまりに大量に使われているため、カツオだしを合わせたかどうかなんて判らない仕上がりになっている。哀愁のtoo~to構文。

 どうやら最初の予測(この店はつけ麺にはあまり気合いを入れていない)は的中したようだ。
 ラーメンだけで開店したものだから、製麺所から「流行りのつけ麺もどうですか?」なんて提案でもされちゃったんだろうか。つけ麺からは「ついで」感が思いっきり伝わってくる。

 おそらくここの主力であるラーメンはつけ麺とは全く違うもののはずだ。麺もスープも。
 だからつけ麺でこの店を判断しては気の毒かもしれない。余技で量られても、と。
 確かにそれはそうなんだけど、こんなつけ麺を平気で出す人間が作っているラーメンに期待するだけ無駄という気はどうしてもしてしまう。

 この店、若い店主?の接客が非常によかったのよ。印象がとてもいい。
 そういう人がこんな客の舌をバカにしたようなシロモノを平気で出すんだから、正直、人間不信になってしまいそうだよ。

 あ、あと、チャーシュー焦げすぎじゃないかな。(^O^)

麺処 凛や(食べログ)
http://r.tabelog.com/osaka/A2701/A270107/27040170/

追記:

 つけ麺を始めた直後(2009/06)と思われるブログ記事(おおさか遊ブログさんの「麺処 凛や」)に掲載されている写真と比べると、具がちょっと変わっている。

 ヤングコーンがキノコ(何なんだろう?)に変わっているのは判りやすい。

 他にも、チャーシューが3枚から2枚になっている。ちゃんとしたものを使っていれば、チャーシューはかなりコストに影響するからなあ。

 しかしナルトの切り方があからさまに薄くなってるのには笑ってもうた。(^^;; どんだけ薄くなってるんだよ~。それでどれだけコストダウンできるんだよ~。



これとリンク先を比べていただければ。(^O^)

 なんか、イヤ~な想像ばかり浮かんでしまうよ。困ったもんだ。

突然食いたくなったものリスト:

  • 鼓月の栗水甘

本日のBGM:
人間ポンプ /おかげ様ブラザーズ






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コメント(8)

本日のBGM:
米米クラブが憧れた伝説のバンド、「おかげ様ブラザーズ」ですね(笑)

リアルタイムのファンではなかったので、この曲の入ったCDを手に入れるのに本当に苦労しました。

2年ほど前からライブ活動も再開されているみたいなので、再び表舞台に出て欲しいような欲しくないような。

>この曲の入ったCDを手に入れるのに本当に苦労しました。
 
おおお、それはうらやましい。(゚Д゚)
何てアルバムですか?
私は1stと2ndしか持ってないです。
 
復活していたとは全然知りませんでした。

93年に発売されている「LIVE」です、インディーズレーベルからの発売になっているので今ではかなり希少かも。(これもヤフオクルートで手に入れました。)

あと「人間ポンプ」は、カラオケのUGAに入っております。

>復活していたとは全然知りませんでした。


近々では、10/31に梅田でライブがあります、公式HPに詳細が有りますので一度どーぞ

味覚の好みと言うのは人それぞれということを痛感しました

ttp://spa-gourmet.cocolog-nifty.com/gourmet/2009/05/post-5716-1.html


私が良く参考にさせていただいてる人のブログですが、中々評価が高そうなので期待してました

私はまだ未食な為、ひえたろうさんの評価も意識しながら味わって見たいと思います

>kouさん
 
このエントリで、味そのものに関してはあまり記述していないことにご注意下さいね。
味だけの話をすると、別にマズいとは思っていません。
 
何と言いますか、この1杯から伝わってくるいろんなものがそういうのを押しのけてしまうんですね。いろいろ食べているとそういうものが見えちゃうんですよ、厄介なことに。その「見えちゃうもの」が正しいかどうかは別として、見えちゃうとそれなしに評価はできないのです。
 
もちろん御紹介のプレグルさんも1杯の丼の向こうにその味以外のいろんなものが見えているはずです。そして見えるものは人によって本当に様々であると。
そういう部分をどの程度重視するかとかを含めて、記述者の個性だと思います。
だからおそらくこういう違いは「味覚の好み」だけに還元できない違いなのでしょう。
 
私の評価の仕方がいいのか悪いかはよくわかりません。
 
ですので、kouさんが一度食べてみて、プレグルさんや私の記述との間合いを見極めていただければと思います。
 
※ただ、有無を言わせず「ウマい!」ものであれば、そういうものも吹っ飛んじゃうわけですが。(^O^)

>MARさん
>93年に発売されている「LIVE」です、
 
あー、それは貴重ですね。
再結成後の音源もインディーズのようで、なかなか厳しいですねえ。
メジャーで爆発して過去の作品が再発売とか……ないでしょうねえさすがに。(^^;
今度カラオケで歌ってみます~。(^O^)

ご丁寧なレスありがとうございます

単純な「うまい」「まずい」の二元論ではないと言うことですね
私も多角的な視点で総合的に判断し味わってみたいと思いますw

これからも更新楽しみにしています

>kouさん
 
kouさんなりの楽しみ方をしてください。m(_ _)m

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