らぁめん たむら(2)@布施(加筆アリ)

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 先日、またらぁめん たむらに行った。

 土曜日あたりだと近くの100円/60分のコインパーキングが満車になっててちょっと困る。えらい遠いところに駐めて店まで歩いていると、店の南真正面、線路をはさんで反対側に終日100円/60分のパーキングを見つけてちょっと悲し。(^^;

 豚骨魚介ベースつけ麺大盛(440g/1080円)と、限定塩らぁめん(730円)を食べた。我ながら食べすぎだよ。(^^;

 つけ麺がとてもよかった。麺の締め具合もよかった(抜群だった!)し、それをチャーシュー、メンマ、煮玉子といった出来のいい具と一緒に口に入れると、口の中で麺だけでは味わえないたまらん味が広がる。煮玉子はいつもより若干味が染みてなかったような気がするが、ブレの範囲だろう。
 魚粉がちょっと多すぎやしないかとか、大盛であればもうちょっとだけ麺の締めをゆるめにしてもいいかもとか、海苔がもう少し香り高いものなら客は完全にノックアウトだ(^O^)とか、そりゃ探せばいろいろあるけれど、何というかなぁ、ほんと、この具でそういうのは吹き飛んじゃうんだよなあ。



具がみんなうまい


つけ汁は少し平凡。魚粉はもっと少なくていいのでは?

 つけ麺を盛りつける時に、具を(つけ汁に入れずに)麺の上に盛りつけるスタイルは関東にはあまりなく、関西特有の進化の仕方であるらしい。関東のことはよく知らないが、関西では1999年にオープンした純情屋をはじめ、きんせい綿麺など、確かに麺の上に具を載せる店は多い。

 麺の上に盛りつけることのメリット、デメリットというのはそれぞれあって。

 最初からつけ汁に入ってない具を、食べる時につけ汁に入れることになるわけで、そうすると具もまたつけ汁を冷やす要素の1つとなってしまう。これはデメリットといえばデメリット。前に「つけめんは原理的に冷えるものだから、冷えてもうまいつけ汁を作るべき」とは書いたけども、現実問題としてはそんなつけ汁はあまりないし、それぞれのつけ汁に一番うまい温度というのがあるだろうから、それより冷める要素が増えるのはつけ汁にとってあまりいいことじゃない。
 他にも、大勝軒(つけ麺発祥の店)のつけ麺がつけ汁の中に具を入れるスタイルなのだから、つけ麺とはそういうもんだろう、という意見もある。私自身はそこまで「べき論」にこだわることもないだろうと思うのだけどもね。

#話の筋とは関係ないが、ここでもう1つつけ麺の「べき論」を言っておこうかな。テーブルに置かれている一味唐辛子などの香辛料は、つけ汁にではなく麺にかけるものですよ。
 ......ね? 「べき論」って、結局は「人それぞれ」でいいような気がするでしょ? (^^;

 逆に麺の上(=つけ汁の外)に具を盛ることのメリットは、まず彩りがいいということ。おいしそうに見えるということはとても大切。そして具と麺を一緒に箸ではさんで、そのまま一気につけ汁⇒口へと持っていくことが出来る点。つまり、麺と具を一緒に口に入れやすい。
 つけ汁の中に具が入っている場合は、麺を一度つけ汁の中で放して、つけ汁の中で具を探して、もう一度麺と具を箸でつかみ直して口に入れなくちゃいけない。まあ文字で書く以上に簡単な話だけども。

 あるいは麺だけつけ汁につけて食べて、モグモグしている間に具を口にもっていくこともできる。つけ汁を経由するかどうかも好みで選べる。

 つまり、具を麺に載せている方が食べ方を客が自分でコントロールしやすい。

#逆にいえば作り手の意図とは違う食べ方をされる可能性もあるわけだ。このあたり、どの程度つけ麺作りに食べ手が参加するのか......。もちろん答えはないのだろうが、考えてみると案外難しい問題かもしれない。

##これで思い出したオハナシ。

☆ ......それが、大正14年、山本拙郎と遠藤新との間で交わされた「拙新論争」で、ライトの愛弟子の遠藤新が、建築家たるもの中小住宅の設計に当っても、全体から家具調度まですみずみデザインし、その小宇宙を住み手に味わってもらうべきである、と主張したのに対し、山本は、

 「私は住宅に於てはそれが住む人によって次第に成長させられ、完成されてゆくものであるということを信ずる。友人から送られたテーブルランプが居間の飾りになったり、叔父の遺愛の安楽椅子が書斎の宝となったりして、住宅の生活は成長を見、豊富になってゆくのではないだろうか」T14-

と批判した。住宅はたいていの建築家が考えているように出来上がった時点がゴールなのか、それとも山本の言うように、そこからスタートするのか。住宅は、芸術の作品なのかそれとも生活の器なのか。

── 藤森照信『日本の近代建築(下)-大正・昭和篇-』より。

 ちょっと大ゲサだけどさ。(^^;

 で、らぁめん たむらのこのつけ麺は、麺の上に具を盛るメリットが非常によく出ているというか、これだけ具がうまいと、次はどの具と一緒に麺を食べよう......という楽しみがいっぱいあって、食べてて飽きない。(和風鶏がらベースのつけ麺は具がつけ汁に入ってるんだけどね(^^; )

 もちろんこれらの具を受け止めるにはそれなりの麺がないといけない。私はこの麺、味自体は際立っておいしいとは思わないけども、食感にはよく気が配られていると思う。特に今回の締め方はこれらの具を受け止めるに充分だった。このあたりは一期一会なのかもしれない。(まあそれ以前に、私は麺の味ってそれほどよくわからんのだなあ(^^; )

 麺に具を載せるつけ麺は関西のガラパゴス的独自進化かもしれないが、独自進化なりにこれならではの楽しみ方ができる。
 こういうつけ麺の楽しみ方もあるんだなあ、という感じ。

食べログ

らぁめんたむら@布施(当ブログ内エントリ)

突然食いたくなったものリスト:

  • 西村のエイセイボーロ

本日のBGM:
Crossing The Border /HEIR APPARENT

スリリングなイントロからシビレさせる。QUEENSRYCHEのフォロワーなんて言われたけど、このアルバムは亜流の域を超えていた。実際、QUEENSRYCHE自身がグランジに堕落してしまってからはこのバンドこそがその偉業を受け継いで......となってもらいたかったが、いつの間にかいなくなったね。彼らはこのアルバムでSIMON & GARFUNKELの「Sound of Silence」をカバーしていて、その後QUEENSRYCHEが同じくS&Gの「Scarborough Fair」をカバーした時には、「本家がフォロワーの後追いをせんでも......(^^;」とツッコまれてたもんだ。




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景山民夫『LIFE IS A CARNIVAL』より。


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