関西のラーメン店の創業年
2008年の年末に出たラーメン本『最新!最強!究極のラーメン 2009 関西版』には、店紹介のデータの中に「創業年」という項目がある。
関西の、いや大阪のラーメンというのは(何度も書くが)2000年頃以前はかなりひどかった。現代的な味になったのはここ10年くらい......という実感がある。
で、実際のところはどうなんだろうというのを、この本から見てみようと。
もちろん網羅型の本ではないので選店にあたっていろんなバイアスがかかっていることは考慮しなくちゃいけない。(こんな感じでいろいろあるので⇒「『究極のラーメン』と『ラーメンWalker』と『噂のラーメン』」)
ただまあ、それなりの傾向は見えるだろう。
この本、表紙に「ぶっちぎり400杯」と書かれているが、その実、マトモに紹介されている店(創業年が書かれている店)は260ちょっとで、どうやら巻末に掲載されているチェーン店の支店数も数に入れちゃってるみたい。『ラーメンWalker関西 2009』は「ドトーの208店!」とあるから店頭ではかなり差があるように見えたけど、実際はそんなもんね。
#ちなみに「2009 首都圏版」は1200軒だって。市場規模が全く違う。

掲載店の創業年分布
※いくつか「不明」となっていた店があるが、その中のいくつかはPAPUAさんのサイトで開店年を調べた。(五郎ヱ門⇒2002 極⇒2003 虎一番⇒2001頃? にしのみやラーメン本舗⇒1999 兵庫の炎帝と太尊は全くわからんかったので入れてない)

府県別創業年分布
......って、わっかりにくっっっ!
創業年の一番古いのは尼崎の大貫で1912年。
『ラーメンWalker関西 2009
そこから随分下って1942年には西宮の中華料理屋「ひるね」がオープンしている。現在はほとんどラーメン屋の商品構成だが、創業時はもっと中華だったんだろう。(^O^)
そして終戦の年(1945年)には和歌山(アロチ丸高)、京都(新福菜館)、兵庫(光明軒)といったラーメン専門店がオープンしている。
って、もちろんこれだけがこの頃にオープンした店ってわけじゃなかろう。
この本に載ってない古い店もあるだろうし、古く創業して潰れた(今はない)店だってたくさんあるはずだ。今残っている店だけを見て「ポツリポツリとオープンしだした」みたいなイメージを持ってもいけないのだろう。
ちなみにこの本に載っている中で大阪で一番古い店は、1964年創業の揚子江。
(少なくとも掲載されている店だけで見ると)大阪は他の府県に比べても老舗比率がかなり低い。
#滋賀はちゃんぽん亭総本家(1963年)、奈良は熊っ子(1987年)。
この10年(1999~2008)に創業した店とそれ以前(~1998)の店との掲載店の中での比率をみると、こうなっている。

掲載店に占める1999~2008創業店の割合
和歌山がなんか、凄いけども。(^^;;
まあこれはピックアップする側の問題でもあるんだろう。どうも雑誌社の方々は大和川から南には目が行ってないからね。
それに和歌山は掲載店が全部でたった8店だし。
奈良、滋賀も8店、10店だから、割合といってもねえ。
ま、とにかく、典拠はこの雑誌1冊なので軽々しい結論は出せないのだけども、20世紀の大阪が暗黒だったというのが何となく裏づけられたような。
こういう傾向があるかもしれません、という参考程度だけどねえ。
ラーメン屋を10年以上やっていくってのはほんとに大変なことなのだ。
突然食いたくなったものリスト:
- 生キャラメル
本日のBGM:
How Many Tears /HELLOWEEN
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