血液型別性格判断は役に立つ
|
☆ 人生は後ろ向きにしか理解できないが、前向きにしか生きられない。 ── キルケゴール。
|
先日放映された『ザ!世界仰天ニュース 血液型スペシャル!!』で、こういう話があった。
|
<AB型の父 ハワイで大迷惑!!> 2005年4月。 神奈川県座間市に住む加藤範雄(のりお)さんと友子さん夫婦。 友子さんは定年退職したばかり。 そのお祝いに息子家族など合計10名でハワイ旅行を計画していた。 しかしなぜか、範雄さんだけ海外旅行に乗り気でない様子。 先週まで「海外旅行が一番だ」って言っていたはずなのに、 すぐ意見が変わってしまう、まさに典型的なAB型だと、みんなは呆れた。 範雄さんは家族で唯一のAB型。 2005年6月。加藤さん一家はハワイへ。 いざ来てみると、それまで乗り気じゃなかった範雄さんも上機嫌。 ところが3日目の夜・・・大きな音で目を覚ました友子さん。 友子さんが範雄さんに近付くと、範雄さんは完全に意識を失っていた。 範雄さんの体を起こすと、なんと大量に吐血! 友子さんはすぐに救急車を呼び、範雄さんは病院へ。 病室に入った友子さんは、ベッドの上で範雄さんに点滴や輸血パックが付けられているのを見て、 ある事に気付いた。 それは、輸血パックに書かれている「B」の文字。 「Bってもしかして血液型?」しかし、範雄さんはAB型。 これは大変なことだ!間違った地が輸血されたら、血が固まって死んでしまう!? 友子さんは急いで輸血のを止めようとするが、ここは外国。 看護師に言葉も通じず、誰も相手にしてくれない! 果たしてAB型のはずなのにB型を輸血されてしまった範雄さんの運命は!? |
で、範雄さんの運命は......大丈夫だった。\(^O^)/
なぜなら、範雄さんはB型だったから。
範雄さんはそれまで一度も血液型の検査はしておらず、「俺は二重人格だからAB型」とずーっと思い込んでいただけだったのだ。
......。
確かに性格の自己認識からだけで輸血する血液型を決められるくらい確実性があれば、血液型別性格判断は間違いなく役に立つといえるだろう。
でもさすがにそんなことをする人はいないだろう。
まあこの例は極端としても、結局、そういうことを言ってるわけだ。
役に立つ「こともある」程度なら、それは役に立たないのと同じ。
しかしそれでも血液型別性格判断は役に立つ。
それは人生を「後ろ向きに理解」する時。
「○○は△型だからこうするはず」は役に立たないが、「○○は△型だからこうしたのだろう」という解釈はできる。つまり、「ああ、あれはこうだったからか」と納得したい時に役に立つと。数パターンのステレオタイプの雛形と、「■型だけど、▼型っぽい部分もあるんだよね」という例外許容があれば、たいていの過去に対する整合性は(脳内で)作り出せる。
これはあくまでも過ぎ去りし事柄の「理由」を自分が納得するのに役に立つ、というだけのことで、これは精神の安定上、無茶苦茶役に立つ。しかし、(きっと誰もが気づいているだろうけども)これを未来にも応用できると考えてはいけない。
「因果応報」の世界観と共通するかも。
「バチが当たった」は過去にしか適用できない。
そのあたりを混同して、血液型別性格判断は役に[立つ|立たない]と言っても不毛なんだろう。
役に立つ人には役に立ち、役に立たない人には役に立たない。
......って、だったらそれって別に血液型じゃなくてもいいじゃん。
そうですよ。
全然血液型でなくてもよろしです。鰯の頭でもよろし。
だから「役に立つ」とはどういうことを指すのか、はっきりしないと話は通じませんわね。
突然食いたくなったものリスト:
- 筑前煮
本日のBGM:
Baby逃げるんだ / RC SUCCESSION
カテゴリ
科学/ニセ科学トラックバック(0)
このブログ記事を参照しているブログ一覧: 血液型別性格判断は役に立つ
このブログ記事に対するトラックバックURL: http://taizo3.net/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/5744
トラックバックいただく場合は、本文に記事へのリンクを入れてください。



コメントする