梅光軒が来たよ(梅光軒@そごう心斎橋本店)
先日も書いたとおり、現在そごうの心斎橋本店で開催中の「春の北海道物産展」に、旭川の名店(と聞いている)梅光軒がイートイン店舗を出している。
ここで修業した人がやっている梅光軒が奈良にあるが、公式サイトの店舗案内にも載っていないところをみると、奈良の店はのれん分けの店ってことなんだろう。
てことは今回は本家筋で食べるいいチャンスってことだ。
いいタイミングで近くで打ち合わせがあったから行ってきた。

会場はやっぱり物産展。(^O^)
こういう会場ならではだと思うけど、店内には女性客が多かった。しかも1人で食べてる人が。(^O^) 女性2人も数組。

味3つにトッピング2パターン
ラインナップは醤油、塩、味噌の3種類ある。しかしここの一押しは醤油ラーメン(¥819/ちなみに本店では¥700)だそうで、こういう機会ならとりあえずはこれを頼まんとねえ。

醤油ラーメン(¥819)@梅光軒(北海道物産展イートイン)
具はメンマ、青ネギ、チャーシュー。
麺は普通の太さのやや縮れ麺。
スープは豚骨・鶏ガラ、魚介のWスープだそうだ。脂多し。

スープ表面。ルックス的には家系が頭に浮かんだ。
最初にすぐに感じるのが、ラードが多いということ。
かなりの量が浮いている。

麺近影@醤油ラーメン
若干芯が残ってるのが見えるかな?
麺はやや硬めに茹でられている。
これは脂が多く冷めにくいことを考慮してのことなんだろう。
チャーシューは特筆の旨さとまでは感じないけども老舗らしい手慣れた処理とスタンダードな旨さを感じる。悪くない。
スープは煮干しが結構立ってるね。煮干し勝ちの香りだけで言えば、ふと東京ラーメンを想起した(トータルでは全然違うけどね)。ちょっとクセがあって、食欲を刺激する。
全体の感想としては......、味はいい。特に塩加減は抜群で、これといった目立った特徴はないのに毎日食べたくなる味だ。
私が北海道に住んでいればね。
でも、そういうわけにはいかない。
偶然にもちょうどTAKESANさんのところで同じようなことを書いたばかりだけども、「おいしい」って何なんだろう?と。
寒空の下、旭川の店に「おーさぶさぶさぶさぶ~」とか言いながら入って、冷めにくく塩加減もちょうどいいこのラーメンをすすって、じんわりとあったまっていく感覚というのはきっと至福だと思う。たまらなくおいしいはずだ。
もし私が旭川に住んでいればこの店って週に1回は通って絶対潰れて欲しくない店の1つになってたりするんだろうな。間違いなく名店だと思う。そういう味。
でもそれは私が北海道でこれを食べたら、という話。
今回は向こうがこっちに来てるんだよね。
私は大阪で、桜が満開に咲いている日にこのラーメンを食べているのだ。
もしこれが旭川の店と全く同じ味であったとしても、私は旭川で食べるのと同じようには感じない。
大阪で食べると、このラーメンって単に脂が多すぎる普通の醤油ラーメンってことになっちゃうんじゃなかろうか。
いや、これは「大阪にはこのくらいのレベルの店はいくらでもあるよ」とか、そういう話ではなく。
やはり、富岡多恵子のいうとおり、フランスの空の下ではフランスの女の人がきれいだけど、日本の空の下では日本の女の人が一番きれいなのです(by 早川義夫)と、そういうことですよ。(「名言 - や」)
「おいしい」というのは単なる味覚だけではなく、空間や時間と不可分の体験なんだと思う。
このラーメンは旭川の空の下で食べてこそ凄くおいしいラーメンなんだ。
もちろん「不可分」といったって、それにも度合いがあるだろうし、さほど土地に依存しないですむラーメンだってあるだろう。でも梅光軒のラーメンはその結びつきはかなり強いと思う。
だから、このラーメンはほんとに「ご当地ラーメン」なんだ。
できれば気候も含めて北海道を丸ごと持ってきてくれればよかったのになぁ、とか。(^^;
そう考えるといろんな土地の料理を別の場所に運んで食べることのバーチャル性だとか文化の切り売り問題だとか、なんかいろいろ思い浮かべちゃいそうになる自分に喝ッ!
まあ何というか、向こうを旅行した時に是非食べてみたいと思う味だった。
3/5(大阪で食べた場合)
梅光軒公式サイト
http://www.baikohken.com/
そごう心斎橋本店での物産展の開催は、
■会期:4月7日(火)~13日(月)
■会場:地下2階 催事場
こう↑なっている。
なお、この北海道物産展は3月から4月まで、
岡山市⇒台北市⇒広島市⇒岡山市⇒大阪市⇒愛知県一宮市
と回っているようだ。へぇ、物産展ってこういうふうに巡業するんだ。知らんかった。(しかしよくわからない動き方だよね(^O^))
突然食いたくなったものリスト:
- 薄皮饅頭
本日のBGM:
それはスポットライトではない /浅川マキ
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どこかで聞いた名前だなあと思っていたら、数年前に行きましたわ しかも普通に冬で雪は暖冬だったとはいえたくさんあるし、そういう雰囲気で食べたらやっぱ美味しかった記憶がありますわ。
博多とシンガポールにも店があるのね(笑)
ラーメンに何故、皆は厭きないでしょう?
飲食業を営む知人たち(蕎麦屋だったり、居酒屋、創作?料理屋等など)皆が、不思議に思い、且つ羨望を篭めて口にします。
日本独自の料理、ラーメン
何が、行列を厭わない人々の希求心を捉えるのでしょう
どこが、重度のリピーターを生むのでしょう?
(全てがマスコミの影響とも思い難いです)
変わらぬスタンダードも存在しながら(例えば関西では、天祥のニンニクラーメンとか)、一方で絶えずニューウェーブを希求する・・様
>たいっち
現地で食べたのうらやましいなあ。
旭川は行ったことないわ。
動物園を見に行ったら、ついでに行こうかな。<そんな機会あるのか?
>ぴっけ さん
>ラーメンに何故、皆は厭きないでしょう?
難しい問題ですね。(^O^)
でも1つ言えることは、ラーメンは(そばより)安くて、バリエーションが豊かだってことだと思います。
「蕎麦」のバリエーションと「ラーメン」のバリエーションでは、ラーメンの方が圧倒的に自由度がありますよね。
そういえば一般的に言って、蕎麦もうどんも、基本的には麺打ちが主体で、ラーメンはスープが主体(これに関しては私自身は異論がありますが、あくまでも一般的に)ですよね。このあたりもラーメンの自由度が高い(だから飽きない)理由かも、とか思います。ふと思っただけですけども。
蕎麦やうどんの場合は麺にしろダシにしろ、熟練すればいいものが打てて、ダシもいいダシを旨くとれば旨い蕎麦/うどんができる、という気がします。
ラーメンは歴史が浅く出自がアヤシイ分、「完成形」が曖昧で、そのために非常に豊かなバリエーションを得たのかな、とか。