縁起もの地ソース
地ソースブームが到来した今(決めつけ)、たまに地ソースの話を書いておくとアクセスも稼げるかもねということで。(ウソ)
今回は、「ペアで揃えて縁起もの」というソースをご紹介。
写真はネットから引っ張ってきたものもあるので、問題がある場合は御連絡下さい。m(_ _)m
●福の神
大黒ソースを出している大黒屋(福島区)は大阪ではイカリソース(福島区)に次いで大きなソースメーカー。え? 知らない? いやまあ、ソースのシェアというのはトップ3で63%、トップ7で75%を占めるわけで、しかもローカル色が強いので、知名度の広がりというのはなかなか難しいわね。だいたい流通ルートから考えても、全国的に名前を知られる必要性自体がさほどないわけで。
それはいいとして、関西ではまずまず知名度がある大黒ソースとは違い、ヱビスソースの知名度はほぼないと言ってもいい。
それもそのはずで、こちらはゑびすや製菓材料店という今宮戎にも近い食材屋さんが販売しているオリジナルブランドのソースで、製造はツヅミ食品(羽曳野市)が行っている。(書いてないけど、ラインナップとか見たらわかる人には察しがつく)
ここでしか売ってないんだから知らないのも無理はない。
店まで行ったら1本から売ってくれる。(サイトにはないけど500mlボトルもある 500mlで340円だから、値段は標準的)
大黒ソースは何軒かスーパーを廻ったら見つかるくらいには売ってるので比較的入手は簡単。

大黒さんはきれいなイラストだが、えべっさんはシルエットだけ。
この2つを揃えると、ヱビス・ダイコクの2大「福の神」が揃って縁起モノっ!
●お面
ソースのシェア2位、お好み焼きソースのシェア1位といえば、広島のオタフクソース(広島市西区)。「地ソース」というには規模がデカくなりすぎたが。
関西と並ぶお好み焼き王国である広島には、当然ソースのメーカーもたくさんあって、カープソース(三次市)やサンフーズ(ミツワソース)(広島市南区)が有名だ。で、その中に中間醸造(三原市)のテングソースがある。現在は専用のお好み焼きソースも出しているが、昔から好きな人は半とんかつソースを使っている。「半」って......。(^^;

なかなかお似合いだ。(^O^)
この2つを揃えると、天狗・お多福の夫婦和合(^O^)で縁起モノっ!
●福助人形
福の神・叶福助の人形は江戸時代に流行した。(⇒福助人形 - Wikipedia)
それをブランド名にするソースが2つある。
......って、2つ??
いや、正直、私もわけわからんのよ。
1つはナニワ食産(兵庫県尼崎市)のFUKUSUKEソース、1つは倉敷鉱泉(岡山県倉敷市)のフクスケソース。
思いっきり被ってるやん。(^^;;;
だって、プリンセスソースはプリンスソースと被るから問題だったわけでしょ。(下記参照)
いいのかよ。(^^;
ラベルを見る限り、FUKUSUKEソースは「フクスケ」とは表記せずローマ字表記となっていて、若干の棲み分けがあるようにも見える。
マークはどちらも福助人形だが、よく見れば同じ絵ではないことがわかる。
しかし。
いいのかよ。(^^;
どこかに、「尼崎が発祥の地で、今では倉敷鉱泉が製造している」といったことが書かれていたけども、両方今でも存在するのでマユツバだ。
お互い、見て見ぬふりをしてるのかも。(^^;
このへんの事情は聞いてみないといけないなあ。

わかりにくいが絵が結構違う。
なお、ナニワ食産は足袋メーカーのFUKUSUKEに名前の使用許可をもらったそうだ。
うーむ......。
ま、何にしろ(^O^)、 この2つを揃えると、福の神2様が揃って縁起モノっ!
●王族
神戸市灘区の平山食品は阪急電鉄王子公園駅近くの線路の下に工場がある。創業当時、この王子公園で国体が開催されたことに因んでプリンスソースと命名したものの、すでに商標登録されていたためプリンセスソースになったのだとか。

プリンスソース時代はお城のマークだった。(『遊びマップ』2009/02より)
本家プリンスソースはサフランの絵
ではそのプリンスソースとはどんなのかというと、東京は台東区にあるサフランソース食品のプリンスソース。こちらは当時の皇太子(今上天皇)が好んでいたからだとか。じゃあそれがわかるまでは何て名前だったのだろう?という疑問が湧くが、そこまではわからなかった。(^^;

プリンスソースはウスター
この2つを揃えると、王子・王女の幸せカップルが揃って縁起モノっ!
#......なお、キングソースは存在するが、クイーンソースは今はないみたい(京都にあったらしい)なので、揃えるのは無理っぽい。
突然食いたくなったものリスト:
- ウェンディーズのJr.バーベキュー
本日のBGM:
Mariko /SOUTHERN ALL STARS
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>>だって、プリンセスソースはプリンスソースと被るから問題だったわけでしょ。(下記参照)
>>
>>いいのかよ。(^^;
これはたしか、商標登録すると別の会社が紛らわしい商標を登録をすることが自動的に防げるわけではなくて、自社の商標を防衛したい側が紛らわしい商標をすべて登録しないと防げないんではないでしょうか。大企業の場合、自社で使わない商標でも、紛らわしいパチモンを防ぐ為にありそうな表記を全部登録すると謂うような話を聞いたことがあります。
ここの説明だけ読むと、プリンスソースの場合は表記がすでに登録されていた商標まんまだったから排除出来たように読めますが、フクスケの場合は「紛らわしい」「自社の商品と誤認させている」と謂う理由で訴訟にしないと排除出来ないように思います。
で、これは民事の管轄なので、別に必ず訴えなきゃならないわけではないですから、双方もしくは先に名前を附けたほうが訴えようとしなければそれで通ってしまうんではないでしょうか。
>黒猫亭 さん
>で、これは民事の管轄なので、別に必ず訴えなきゃならないわけではないですから、双方もしくは先に名前を附けたほうが訴えようとしなければそれで通ってしまうんではないでしょうか。
いやまあ、実際通ってしまってるんですよね。両方存在しているので。
だからきっと「見て見ぬふり」をしてるんだろうなあ、と推測してます。
>商標登録すると別の会社が紛らわしい商標を登録をすることが自動的に防げるわけではなくて、自社の商標を防衛したい側が紛らわしい商標をすべて登録しないと防げないんではないでしょうか。
足袋の福助はソースの商標も取っていたのかというのが、これまた気になるところで。(^^;
商標の話は法律はあまり知らないのですが、結構わけわからんです。
先日、パロマソースとオリーブソースの話を書きましたが、オリーブソースを引き継いだ和泉食品が「オリーブソース」ではなく「パロマソース」としたのは、「オリーブソース」の商標をしばらく更新していなかったので、「ひょっとしてやばいんじゃないか」と思ったからだそうです。ほんとにヤバイかどうかは確かめる術があったと思うんですが。(^^;
和歌山には「大陽ソース」というのがあります。これはマークからしても「太陽」の意味だと思われるのですが、じゃあ「太」ではなく「大」かというと……、おそらくは愛知の「太陽ソース」と被るからだと思っています。この場合も「表記」ですよね。(余談ですが、「大陽ソース」はいつも「大腸ソース」に見えてしまいます。皆さんはどうでしょう?)
「わけわからん」というよりは、地ソースというローカル商品ならではのユルさ加減に由来するのだろうと思います。このまだら模様が面白いというべきかもしれません。(^O^)