『究極のラーメン』と『ラーメンWalker』

 既に何度か言及したけれど、2008年の年末(12/26頃)にほぼ同時に店頭に並んだラーメン本2冊を買った。(『ぴあMOOK関西 最新!最強!究極のラーメン2009 関西版』(ぴあ/以下、『究極のラーメン2009』)と『ラーメンWalker関西 2009 』(角川/『ラーメンWalker』))

 ほぼ同じ判型で、かなり大きい。まぁ両書とも「書籍」ではなく「雑誌」という扱いのようだから、それはそれで仕方ないのかもしれない。
 しかし正直、私としては「こんなもん持って歩けるかよ」というふざけた大きさだと思う。「ガイドブック」として考えれば長所ではなく欠点だろう。

 まぁそれは置いておこう。

 掲載店舗数は、『究極のラーメン』は「ぶっちぎり400軒」、『ラーメンWalker』は「ドトーの208店!」となっている。

 倍ほども違うんだね。分厚さはそこまでの差はないけども、値段は確かに違うなあ。(¥780/¥580)

 読んでみると、やっぱりというか何というか、かなりアヤシイ。
 まぁ「やっぱり」ではあるんだけども。

 『究極のラーメン』の広告については昔書いた(「究極のラーメン2009関西版」)。

 実際、「あ、これね」と思うページがあった。
 やはり記事ページっぽい体裁を採っている。ただ、他の記事ページとは色遣いを変えているし、ページの欄外にはちゃんと(?)[PR]との文字が書かれている。だから(そう思って読めば)すぐわかる。

 それ以外はちゃんとした記事ページ......ということになるんだろう。

 その意味では誠実とも言えると思う。

 それに比べて、『ラーメンWalker』には疑問を感じざるを得ない。

 『ラーメンWalker』の方を読んでまず感じることは、チェーン店や新規店の割合が非常に多いということ。
 そりゃ別に、旨ければそれでいいんだけども、ちょっとこの割合は、(もし味だけで選んだとすれば)不自然極まりなかろう。

 で、ふと、それぞれの店舗記事の右上の部分にある、あるマークの存在に気がついた。



グルメWalkerマーク

 このマークが、ついてる店とついてない店がある。
 グルメウォーカーといえば、ネット上の、ウォーカープラスがやってる広告サイトだわなあ。(掲載料はこんな感じ⇒グルメ ウォーカーのラーメン・掲載料.info

 ......つまり、あれだ。

 このマークは、グルメウォーカーに掲載されている(=カネを出している)店を示すマークだってことだ。

 で、掲載店はどうしてもそっちが優先される(というか、この本を出すにあたって新たに広告費を募ったんだろうなあ)ってことだわなあ。

 そう思って見ると、このマークがついてる店の多いこと。(゚Д゚)

 こういうのに気づいてなお「旨い店」という基準だけで掲載店を選択してると思うほどお人好しではないですよ私も。(^O^)

 オトナってイヤだねえ。(^O^)

 で、掲載店を調べてみた。(大阪府のみ)

 それがこれ↓。

 ◆マークは[PR]マーク付きの店(『究極のラーメン』)、★マークは「グルメWalker」マーク付きの店(『ラーメンWalker』)のこと。

関西2009 ラーメンWalker
(角川)
両書に記載あり
最新!最強!究極のラーメン2009関西版
(ぴあ)
彩色ラーメン きんせい 交野店
中華そば ○丈
★とんこつラーメン 豚まる
麺屋7.5Hz+ 道頓堀店
煮干しらーめん 玉五郎 三代目
★らーめん あらうま堂(複数支店)
★らーめん むつみ屋 天満駅前店
★らーめん 朱 RENOVATE
★らー麺 なかの屋
一蘭 道頓堀店
★麺屋 黒船 四ツ橋店
★北海道なぐりこみラーメン 米通腹
★本格らーめん 唯一無二
★九州ラーメン 黒丸
★老麺・餃子専門店 亭亭
★ちゃんぽんにんにくパワー 寺田町店
★新福菜館 守口店
★よってこや 浅草製麺 寝屋川外環店
★らーめん麺之介
★麺屋 柊助
★四川ラーメン 牧野店
★濃厚とんこつラーメン てっぺい
★尾道らーめん 十八番
らあ麺屋 一之助
★昭和厨房 めん次郎
★真琴
★ラーメン 虎と龍(複数支店)
★ラーメンむさし 新金岡店
★ラーメン 天の屋
★創作麺屋 よふく堂 松原店
★らーめん屋 薩摩
徳島ラーメン ひろ家
香港砂鍋飯 モンコック
★担々麺 ムゥタン
中華居酒家 AJITO
中華厨房 担担
台湾ラーメン 味仙
麺屋 からから 西心斎橋店
★中華そば 住吉
★薩摩っ子 総本店
★らーめん屋 上方 段七 梅三小路店
★おちゃらん屋 フロートコートJR大阪駅店
★つけ鴨 鴨しん 東天満店
★麺's room 神虎
★伊賀ラーメン 文雅堂 大阪店
★麺匠 はなみち 東三国店
★熱烈軒らーめん
★らーめん ごん太
★らーめん 月の雫
★博多ラーメン 開運丸
★博多長浜ラーメン 夢街道 西岩田店
★大阪めん組 らあめん

麺屋 えぐち
麺家 麺一献
ばっこ志
麺哲支店 坊也哲
麺や 輝 淡路たろう店
塩元帥
大鶴製麺処
大阪大勝軒 神山
大吾郎商店
らーめん 弥七
つけ麺 上方屋 五郎ヱ門
★つけ麺処 つぼや
麺哲支店 麺野郎
秀一らあめん
麺家 じゃんぷ亭
★麺乃家
総大醤
宗家一条流 がんこラーメン十八代目
★とまとの里 信濃路
カドヤ食堂
中華そば 花京
竜馬亭
金久右衛門
太陽のトマト麺 福島駅前店
源さん゛
麺匠 四神伝
秀楽
★白馬童子
★あす流
堺ラーメン塩専門 龍旗信 堺本店
麺座 ぎん
★どとんこつ☆幸運軒 綾之町本店
綿麺
四川料理 福龍
揚子江ラーメン本店
とっかり 本店
★紀州和歌山ラーメン きぶんや 道頓堀店
★らーめん 3738
★豊中 麺哲
★味噌らーめん みつか坊主
★吹田とっかり
★◆にんにくラーメン 幸ちゃん
★◆ラーメン横綱(複数支店)
★◆麺匠 はなみち 総本店<br>
★神座(複数支店)
★来来亭(複数支店)
天下一品(複数支店)
博多一風堂(複数支店)
らー麺 藤平(複数支店)
博多ラーメン げんこつ(複数支店)
四天王(複数支店)
古潭(複数支店)

釜練りとんこつ 野望天
鶴麺
ラーメン道 天神
豚骨ラーメン 羽釜屋本店
ラーメン白龍
麺や よかにせ
麺屋 彩々
まんてん
醤油そば 一信
洛二神
麺屋 楼蘭
らーめん 愛きょう屋
大阪大勝軒
ミスターPuppy
一麺一会 まるしん
煮干しらーめん 玉五郎 本店
久留米らーめん 豚一
和的湯麺 ねび
拉麺 喜はる 福島店
麺屋 花壱
紀州和歌山ラーメン たかし
光龍益
麺点心酒家 ペギィスゥ
麺屋 どとんこつ
まこと屋 心斎橋本店
心斎橋 大阪麦風らーめん
らーめんダイニング 阿吽亭
黒門屋ら~めん
ら~めん 角力
尾道ラーメン 十六番
無鉄砲 大阪店
天龍 新大阪店
博多とんこつ 天神旗
東成きんせい
らーめん申 shin
らーめん極
友翔
一撃亭
支那そば 満福花子
彩色ラーメン きんせい
陳麻婆豆腐と中華惣菜の店 丸一食堂
池田らーめん 充正屋
北摂池田美味処 嘉づ家
マルハシ食堂
大名ラーメン 本店
箕面 こくぶらーめん
長浜ラーメン 南州屋
らーめん 志みづ
麺家 五大力
中国料理 華燕
らーめん 一作 茨木店
ゆうらい
夢千里
尾道ラーメン 山長
ラーメン 太陽軒
ら~めん・ソースかつ丼 功留館
マンサクラーメン
らぁめん たむら
長浜ラーメン ごん太
プノンペン
竹麺亭
ラーメン・つけめん 純情屋
ガチンコらーめん道 柊
麺や 輝
麺や 輝 中津たくろう店
◆青葉らあめん ほんまもん屋

 特に「定番」と言えるほどの、「無条件に載ってて不思議じゃない」店の扱いを見ればわかるのかな? そういう店はだいたい掲載にお金なんて出してくれないわけで、でもガイドブックとしては載せるべきだし......それを動圧かウカってのは、その本の姿勢がはっきりと現れるのだと思う。

 この表を見たら、どっちを信頼しようかという自分の中での基準はある程度決められそうね。(^O^)

2009/02/06追記

 この後、これに『噂のラーメン2009関西』を加えた3冊での店舗分布を調べました。↓

『究極のラーメン』と『ラーメンWalker』と『噂のラーメン』
http://taizo3.net/hietaro/2009/02/walker_1.php

突然食いたくなったものリスト:

  • 玉子かけご飯

本日のBGM:
花暦 /チャゲ&飛鳥



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大阪営業所、庶務の加藤です。 みなさん。はじめまして~♪ 私がご紹介する大好きなランチのお店は、 ラーメン屋さん『麺や 輝-T... 続きを読む

コメント(8)

pooh :

たぶんそのマークがついている記事に関しては、おとなの事情を割り引いて読んでください、と云う意味なのでは。
そう考えると親切な表示なのかも知れません。

管理人 :

>pooh さん

いやぁ、まさにそういうことなんですよね。
そういう意図が明確にあるかどうかは別として、そう読む「べき」であろうと。

……ただ困ったことに、それを割り引いて読むと店が半分以上なくなっちゃうんですよねえ。(^O^)

ソース大好き :

私も両方買いましたが、比較していなかったので、この記事は面白かったです。
他の地域のラーメンwalkerも買ってみようと思ってたのですが、やめておきます。
豚一や光龍益、無鉄砲 大阪店をはずしたらアカンと思います。

管理人 :

>ソース大好き さん

光龍益はまだ行ったことがないんですよ。
早く行きたいと思ってるんですが。

豚一は私はあまり評価してません。(^^;;
豚骨ってのはなかなか難しいです。

ソース大好き :

豚一は家から近いんで過大評価しているかもしれません。店の雰囲気が嫌っておっしゃる方も多いですし...。
光龍益は一度行ってみて下さい。
テレビで紹介された影響でお客さん増えたみたいですね。

管理人 :

>ソース大好き さん

私が豚骨にそれほどの可能性を見出していないからでして、九州豚骨というジャンルの中では豚一はかなり上位だと思います。

光龍益、テレビで紹介されたんですか。
混んでたらヤだなあ。(^^;

あのあたりなら倶蘇陀麗も近いですね。

ポロ :

ちゃんとした取材なのか、広告なのかは気になりますよね。

その点、おかわりめんライフを見ていると、PRのページの店は50音順の店名目次に載っていない(多分そう!違ったらごめんなさい・・)ので、その違いをはっきりつけていそうでいいなあと思います。

それと昔のめんライフを見ると、今は名店となった高倉二条がPRページに載ってたり、いがいに有名店も幾つか載っていたんですね。

名店になる店を探すための情報源として見るのも、広告ページの見方として悪くないのかなあとちょっと新鮮な発見でした。

取材か広告かの気になるテーマ以上に、それよりもっとやめてほしいのは、昔の取材記事を引用しただけみたいな掲載・・。
出版されて間がないのに、カーナビ設定で目的地周辺で何度回ってもその店が見つからない・・。それもそのはず、その店はすでに閉店していて全く違う店に。ラーメン本ではなかったけれど、いざ行くとなったら情報誌をあてにして行く方が当たり外れが少なく確実と思ってしまうだけに・・・。

何百店もの掲載があると、ついつい、本当に最近取材したのだろうかとどうしても疑ってしまいます・・。


管理人 :

>ポロ さん

>その点、おかわりめんライフを見ていると、PRのページの店は50音順の店名目次に載っていない(多分そう!違ったらごめんなさい・・)ので、その違いをはっきりつけていそうでいいなあと思います。

Meetsの別冊ですよね。
ああ、どうだったかな……と思って確認しようとしたら、どこかに行っちゃってました。(^^;

しかしあの雑誌が一番写真も記事もいいですよね。

「食いてぇ~~!!」

と思わせる写真なんですよ。(^O^)

>名店になる店を探すための情報源として見るのも、広告ページの見方として悪くないのかなあとちょっと新鮮な発見でした。

そうですね。広告即ダメ、と短絡的に考えてもいかんのだと思います。それはそれで情報として楽しまないと。

>取材か広告かの気になるテーマ以上に、それよりもっとやめてほしいのは、昔の取材記事を引用しただけみたいな掲載・・。

何百店もの掲載があると、ついつい、本当に最近取材したのだろうかとどうしても疑ってしまいます・・。

これはまさに次にでも書こうと思ってた話でして、定期的に出している書籍(『噂のラーメン』『激うまラーメン』)はどちらも大半のデータが前回からの流用です。「○○店完食!」とか書いてても、「ああ、確かに何年もかけて完食ね」みたいな。(^O^)
#いや実際のところ1日に何軒も取材しなくちゃいけないので全部食べない取材者も多いらしいんですけどね。
##しかも雑誌系だと、カネ払わないのが当たり前、みたいな態度の人も多いらしい……。

まぁたいていの店は1年ではほとんどデータは変わらないわけで(値段は流動性高いですが、場所や店構えやメニューなどは流動性が低い)、一度大金をつぎ込んで取材したからには、それを「情報資産」として活用するのは「実際に取材した者」の特権なのかもしれません。

ただ、その分、情報が劣化していくのをどう補うかですよね。
新しいのが出るときは、電話で「変わってるところないですか?」と聞いて終わりだそうです。(^O^)
『激うまラーメン』なんて4年ぶりの発刊でそんなことやっていいのかと。(^^;

しかし閉店してる店を載せるってのはヒドイですね。最低ですね。

めったにないのだと思いますが、それでも私もこれまで掲載直後に閉店という事態には遭遇しました。神戸にあった三醤屋という店は、情報誌の発売日?に閉店しましたし、まさに今出ている『噂のラーメン2009』は、発行日の1ヶ月後に掲載店が閉店しました。

それぞれ事情があるとは思います(前者は店が、後者は編集部が悪いのだろうなと)が、このあたりの「情報の新鮮さ」というのは出版メディアの辛いところですね。

そういう意味ではケータイですらネットに接続できるようになった今の時代は格段の進歩なんだと思います。

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