ビクトンソースと加賀屋醤油

追記:
※ビクトンソースは順ちゃんの酒屋で買えるようですよ。
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 ビクトンソースというソースがある。



ビクトンとんかつグリーンソース@加賀屋醤油

 これがなかなか手に入らない。

 ......と言いたいところだが、最近はたいていのものはネットで買えるし、実際、このソースもネット上で買うことができる。だからまぁこの場合、「手に入らない」ってのは、「そのへんの店では全然売ってないよ。。・゚・(ノД`)・゚・。」という意味で置き換えてもらえればありがたい。少なくとも私は、大阪の小売店でこのソースが売られているのを見たことがない。

 結構甘めのソースで、家で作るお好み焼きに使う分には私はヘルメスソースよりも好き。ヘルメスの方が酸味が強いんだよね。ただしマヨネーズとの相性はヘルメスの方がいいと思う。

 ビクトンソースは以前は大阪で作られていたそうだが、現在は徳島の加賀屋醤油という会社で作られている(加賀屋醤油は現在は盛田醤油のグループ企業になっているそうだ)。

 取り扱っているネット販売店でのビクトンソースの紹介記事はこんな感じ。

●関西のローカル番組「BAN!BOO!ぱいん!」で、ますだ・おかだが紹介していた幻のお好み焼き。
●その秘密はソースにあった!なんとビクトンとんかつソースという名のソースに秘密があったのだ。
●又、日本テレビ系列『所ジョージの日本ジツワ銀行』でも、「このソースが旨い!」と紹介。
●大阪で生まれて、半世紀以上ひたすらソースを造り続ける醸造元。
●経営者が変り、会社名も幾度か変わり、工場も転々としたが、ソースの味は、変わることがなかった。
●いまでは四国の徳島で造っているとか・・・・・(徳島加賀屋醤油)。
●ソースの味は少し甘めであるが、お好み焼き、たこ焼き には、抜群の相性であります。

 なんか、イワクがありそうね。(^O^)

 しかしネットを徘徊してみても、徳島の加賀屋醤油がビクトンソースを製造するようになった経緯(ケイイではなく、イキサツと読みますよ)は見つからなかった。

 しかも肝心の加賀屋醤油のサイトには、ビクトンソース自体が紹介されていない......。(^^;

 というわけで、ネット上を探しても、あるいはパブリックな話としても、ビクトンソースを加賀屋醤油が製造するに至った経緯はわからないままなのだ。

 それならとまた直接質問してみたら、結構シンプルな答えが返ってきた。まんま引用するのも問題かもしれんから、要点を箇条書きに。

●大阪市でビクトンソースの製造を手がけていた大阪蛇ノ目と徳島の加賀屋醤油は関連会社を通じて繋がりがあった。
●「大阪蛇ノ目」が営業を停止するにあたり、加賀屋醤油が「ビクトン」ブランドの味を守るべく受け継いだ。

 なるほど。
 2つめの「「ビクトン」ブランドの味を守るべく受け継いだ」というのは、「「ビクトン」ブランドの味を守るべく(ブランドと味を)受け継いだ」ということなんでしょうな。

 しかし「大阪蛇ノ目」というのは新しい情報だ。
 それが「営業を停止」したと。

 先日のオリーブソース浪速醸造)とパロマソース和泉食品)のように合併したわけじゃないのね。

 で、「大阪蛇ノ目」でググってみると、引っかかるのは1件のみ。(^^;

ソース 1・カガヤソース"お好み焼"
http://osaka.way-nifty.com/blog/2007/12/post_6fce.html

この会社"ビクトンソース"というのも手掛けている様で、このビクトンってのが、元々大阪の地ソースやったみたいやね(社のサイトには載ってへんけど)。ほかにも「なにわソース」ってのも出してる。これはスーパーで時折見るけど、何故か商品棚の表記には「大阪蛇ノ目」と記されてる(商品には書いてへん)。これもひょっとしたら大阪蛇ノ目ってとこが加賀屋醤油に権利譲ったもんなんかな。

 このブログ主も私と同じく、ソースを見たら買ってしまうタイプらしい。いい趣味してらっしゃる。(^O^)

 で、このブログ主の推測が当たりだったと。
 まあ権利を譲ったのか取られちゃったのかはよくわからないけども。(^^;

 なお、この方の別エントリ「ソース 2・蛇ノ目ソース ウスター」には、

 で、この"蛇ノ目"、京都に2社あるみたいで、これは亀岡の「蛇ノ目ソース本舗 (株)廣田本店」のもので、ほかには京都市北区に「蛇ノ目食品 廣田徳七商店」というのがあるらしい。

 という話が載っていて勉強になった。
 確かにこのエントリに写真が掲載されている蛇ノ目ソースは京都のスーパーあたりで見たような記憶がある。しかしそうか、京都だけで「蛇ノ目」は2軒あるのか。

 これらと区別するための「大阪蛇ノ目」という社名だったのかもしれない。

 ......と、なかなか面白いブログにたどり着けたけども、結局「大阪蛇ノ目」の正体はわからず終い。
 試しに「大阪蛇の目」で検索したら、「東大阪ジャノメミシン修理工房」しか引っかからんかった。(^O^)

 てなわけで、とりあえず今回は、

●ビクトンソースは以前は「大阪蛇ノ目」が製造しており、
●「大阪蛇ノ目」は倒産し(いや、そこまではっきり書いていないから「精算」とかかもしれないけども、いずれにせよ市場から退場した)、
●そのブランドと味を徳島の「加賀屋醤油」が引き継ぎ、現在に至っている。

 ということがわかったところで終わりかな。上記紹介文の

●大阪で生まれて、半世紀以上ひたすらソースを造り続ける醸造元。
●経営者が変り、会社名も幾度か変わり、工場も転々としたが、ソースの味は、変わることがなかった。

 ていう「前史」には結構惹かれるものがあるんだけどね。(^O^)

 ところで、ここで出てきた京都の2つの「蛇ノ目」。

 片方が蛇ノ目ソース本舗 株式会社 廣田本店で、もう片方が京風味ソース本舗 蛇ノ目食品廣田徳七商店という。

 うーむ。

 サイト(蛇ノ目ソース本舗 株式会社 廣田本店京風味ソース本舗 蛇ノ目食品廣田徳七商店)によると、両社は、こうなっている。

店名
代表者
所在地
蛇ノ目ソース本舗
株式会社 廣田本店
廣田幸一
亀岡市篠町篠赤畑14
京風味ソース本舗
蛇ノ目食品廣田徳七商店
廣田澄男
京都市北区紫野下鳥田町2

 あの、やっぱりその、アレですか。
 親戚......だよねえ、きっと。

 蛇ノ目ソース本舗 株式会社 廣田本店のサイトには、こうあった。

1920年創業の京都の老舗。業務用から小売まで幅広く製造販売を展開しております。昔ながらのなつかしい「蛇ノ目ソース」は、当社のみのブランドです。上級の原材料を使用し、昔からの味を守りつつ、創意工夫を積み重ねてまいりました。また、高級「黒みつ」、「抹茶みつ」をはじめ、氷ミツ用の各種みつも人気商品となっております。

 「昔ながらのなつかしい「蛇ノ目ソース」は、当社のみのブランドです」か。

 両社の歴史もいろいろ物語がありそうで、興味をそそるよねぇ。

 醤油史、ソース史、ポンズ史あたりは絶対面白いと思うんだよね。

突然食いたくなったものリスト:

  • 板チョコ(冷凍庫保存)

本日のBGM:
Spotlight Kid /RAINBOW



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コメント(4)

ソース大好き :

ソース大好きなんで面白かったです。
またソースを特集してください。
ビクトンソースは未食なので気になります。
オタフクソースの通販で販売している復刻お好みソースを期待して買ったのですが普通のオタフクお好み焼きソースのほうが美味しかったです。

管理人 :

>ソース大好き さん

>ビクトンソースは未食なので気になります。

かなり甘いですから、お覚悟を。(^O^)
和歌山の大陽ソースや神戸のブラザーソースあたりがお好きでしたら、是非。

>オタフクソースの通販で販売している復刻お好みソースを期待して買ったのですが普通のオタフクお好み焼きソースのほうが美味しかったです。

(^^;;

ソースって結構な量があるので、ほんとは試食してから買いたいですよねえ。

ソース大好き :

かなり甘いんですか!!
でもビクトンソースは一度試してみたいです。

ソースの試食があればいいのにと私も思ってました。食べるまで味がわからないのも楽しみといえば楽しみなんですが、微妙だったときに量も多いし困ります。

オタフクソースの通販のパンフレットによると
ユニオンソースが3月で製造中止になるみたいです。

管理人 :

>ソース大好き さん

甘いので、一味やマスタードと併用するとバッチリだと思います。

>オタフクソースの通販のパンフレットによると
ユニオンソースが3月で製造中止になるみたいです。

あららら。
完全吸収ってことになるんでしょうか。でも製造中止にしちゃうと買収した意味がないような……???

私のソースの興味はほとんどがお好み焼きソースに向かっているので、実は関東のソースにはほとんど関心がないんですよね。(^^;

しかしこのニュースを見て、関東のソースはどんなのだろうと、ちょっと思いました。(^O^)

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