青春のロシア・アヴァンギャルド
『青春のロシア・アヴァンギャルド』展に行ってきた。
絵画界にとどまらず、現代デザイン全般に大きく影響を与えることになるこの運動を、実物を見ながら辿ることができるこの機会は非常に貴重であるッ!
いや、あんまりよくわかってはいないのだけれどね。(^O^)
ロシア・アヴァンギャルドの2つの流れはスプレマティズム(絶対主義/感覚・感性の優位)と構成主義だったそうだが、その1つ、スプレマティズムの提唱者であるマレーヴィチの作品を時系列に10点並べているところが、この展覧会の1つの売り。時代が進む毎に本当にはっきりと変遷していて、これがまさにロシアアヴァンギャルドの進展(そして終息)を象徴的に示しているようで、とても興味深かった。
マレーヴィチにIllustratorを使わせたら、さぞ面白いものを作ったに違いない。(^O^)
しかしこの展覧会で一番面白いと思ったのは別のことだ。
ロシア・アヴァンギャルドという運動は、20世紀初頭に起きた西欧のフォビズム(野獣派/マティスなど)、キュビスム(ピカソなど)、未来派などに大きく影響を受けたものだったそうだ。しかし地理的、そして時代的な問題を考えれば、ヨーロッパでのムーブメントがロシアくんだりにまで、そう素早くは及ばないだろう......という考えが、すぐに思い浮かぶ。
ところがこれが可能だった。
それは、ロシアに凄い絵画コレクターがいたからだった。
セルゲイ・シチューキンとイワン・モロゾフの2人のロシア人実業家は、フランスで最先端の絵画を精力的に収集し、ロシアに持ち帰った。......だけにとどまらず、この2人の凄いところは、自身のコレクションを自らの屋敷で広く一般に公開したところ。彼らの家で、若い芸術家達は西欧の最西端の芸術運動に、現物を見るというこれ以上ない方法で、しかもほぼリアルタイムで触れ、それに刺激を受けて自らの芸術運動へとつなげていったわけだ。
私は今まで、芸術家とコレクターというのはスポーツの選手と観客のような、さほど大きな影響を与え合うことのない(特に観客から選手に対しては)関係をイメージしてきた。
しかし、この、現代美術に大きな影響を与えることになる運動がまさにそのコレクターの存在によって担われたという事実は、何とも意外で、面白かった。
突然食いたくなったものリスト:
- うどん
本日のBGM:
野生の薔薇 /SHOW-YA
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